惜しげもなく揺れる乳房-3
触れてしまったら、自分の脚で立っていられる自信がない。
「じゃあ、明日の晩・・・お礼もしたいんで・・・」
甘く漂う空気を、鬼頭が美菜子の胸元ですぅっと吸い込む。美菜子は眩暈を覚えて手にしていたゴミの袋を足元に落とした。
「あ・・・」
ふぅっと熱い溜め息を美菜子の乳房に吐いた鬼頭は、膨らみの先端を掠めるように前屈みになって袋を拾うと階段の方を向いた。
「ゴミ、出しておきますね」
「い、いいの・・・」
呪縛が溶けたように動き出した美菜子が鬼頭を追う。
「ああ、ゴミって何処に・・・」
階段を半分ほど下った鬼頭が美菜子を見上げる。
「一緒に行きます」
鬼頭の視線が太腿の内側を撫でるのも構わず、急いで階段を降りる。
「俺、明後日は休みなんで・・・」
「はい?」
目の前でぷるんっと止まった乳房を眺めてから鬼頭が呟く。
「“お礼”、たっぷりさせてください」
前に振り向きながら鬼頭はふっと笑う。
「え・・・?」