投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

詩<うた>を聴かせて
【アイドル/芸能人 官能小説】

詩<うた>を聴かせての最初へ 詩<うた>を聴かせて 2 詩<うた>を聴かせて 4 詩<うた>を聴かせての最後へ

詩<うた>を聴かせて-3

――――その夜は新月だった…。
暗い部屋の中のベッドの上に二人並んで腰掛けて見つめ合い、長い長い口付けを交わす。
その厳かな光景はまるで何か神聖な儀式のようだった。
全ての思いを埋めるように何度も何度も離れてはまたお互いの唇を求め合う。
再び二つの唇が離れた後、光貴は力強く柚葉の体を抱き締めた。
少し力を入れれば折れてしまいそうな柚葉の華奢な体…
わかっていても力を入れずにはいられなかった。
そして…狂おしいほどのこの思いを光貴は抑えることが出来なかった。
「柚…俺、やっぱり別れられない」
「でも…私なんかと付き合ってても光貴の邪魔になるだけだよ…」
「邪魔になんかなるわけないだろ!」
柚葉の言葉を聞いて思わず声を荒げてしまう。
「俺には柚が必要なんだ…。今だって、柚がいないだけでこんなにボロボロになって…。ここまで頑張れたのだって柚のおかげなんだ。あの時、励ましてくれたから続けてこれた…」
そういう光貴の表情は今にも泣き出しそうな子供のようだった。
「光貴が頑張ってるのに私なんて何もないし…」
光貴が自分のことを求めてくれている…柚葉はそのことが本当に嬉しかったが、まだ自分に自信が持てない…。
「…柚がいるだけで俺は元気になれる。柚だって自慢できることあるじゃん。柚の描く絵、俺は好きだよ」
「光貴…」
「俺は柚と離れるなんてできない。好きだ。柚がいないと歌えない…だから、自分のことが邪魔だなんて二度と思うなよ」
必死に思いを伝えようとしても感情だけが昂ぶって上手くいかない。
そんな自分にもどかしさを感じていたが、光貴の飾らないその言葉は痛いほど柚葉の胸に響き渡る。
光貴の言葉一つ一つを聞くたびに、柚葉は自分の心にある深い霧がどんどん晴れていくのを感じていた。
自分は何てつまらないことで悩んでいたんだろう。
何があったって、光貴を思う気持ちは誰にも負けないのに!
「光貴…私も光貴が大好き。これからもずっとずっと、光貴のこと見つめ続けていたい…」
光貴の熱い視線が絶え間なく柚葉に注がれる。
そして、目の前の女が誰よりも愛しいと再認識する。
「そんな風に言われるとますます柚のこと離せなくなる…全部独占したくなる。…いいのか?」
「いいの…全部光貴のものにして…!」
光貴はさっきとは違って優しく柚葉を抱き締め、彼女の瞳から零れ落ちる涙を掬い取った。
「柚葉…」
言葉に出来ない感情を押し殺すように少し掠れた光貴の声。
そのまま二人はゆっくりとシーツの波に攫われていった。

光貴の手によって柚葉の服がゆっくりと脱がされていく。
初めてではないにも関わらず、柚葉は今までで一番緊張していた。
光貴の吐息一つかかるだけで感じてしまう。
「柚…今日の下着可愛い。すっげぇ俺好み」
柚葉の気持ちを察してか、光貴は彼女の緊張を解そうと優しく語りかける。
「ありがと…」
光貴はブラを外して柚葉の胸にそっと手を添え、優しく撫でながら首筋に舌を這わせた。
「んっ…」
そのままどんどん舌を下へ移動させ、胸の谷間に顔を埋める。
「気持ちいい…柚の胸。ずっとこうしていたい…」
目を瞑った光貴の耳に柚葉の心音が響く。
柚葉はそんな彼の頭を抱いて、二人の間に流れる幸せな時間を噛み締めていた。
「…さっき全部俺のモノにしていいって言ったよな?」
「…うん」
光貴は顔を上げて柚葉の鎖骨の辺りに唇を寄せた。
キュッと吸い上げた後、赤い印がそこに刻まれる。
「これで柚はぜ〜んぶ俺のモノ」
そう言って光貴は無邪気に微笑む。
「私も…光貴に印付けたいな。私のものだって…」
最後の台詞を言い終えると、柚葉の顔がぽっと朱色に染まる。
柚葉が光貴に対して独占欲を見せるのは初めてだった。
「いいよ…俺も柚のモノになりたい」
脱いだシャツの下から光貴のがっちりとしてそれでいてしなやかな体が現れた。
そっと光貴の体に口付けて、愛の証をそこに刻む。
「…へへっ」
照れくさそうに微笑む柚葉を見て、光貴は自分の男性自身が熱くなるのを感じた。

「柚、今まで柚が嫌がってたからしなかったけど、俺やりたいことがあるんだ」
「何?」
「柚のこと、口で愛したい…」
「そんな…恥ずかしいよ…」
「柚は全部俺のモノじゃなかったの?」
柚葉は何も言い返せず仕方なく了解する。
光貴は柚葉の足を大きく開かせ、レースのあしらわれているパンツの紐を解き、しゅるっと取り去った。
中心からつつっと透明な液体が糸を引いて、柚葉の秘部が一気に外気に晒される。
「やぁっ…」
「こんなに濡れて…可愛いよ柚。これからもっと濡らしてあげるから…」
光貴が中心の存在を強調させている突起に吸い付いた。
舌先で突付いたり、甘く噛んだり、舌で包皮を剥いて直接肉粒を弄ぶ。
「ダメッ…!そんなとこ、汚いよ…ぉ」
柚葉は必死に足を閉じようとするが、光貴が両足をがっちり掴んでそれを許さない。
「汚くなんかないよ…イイ匂いだ。柚の匂い…」
そう言うと、蜜壷に舌を差し込んで鼻先で敏感な肉芽を擦りあげた。
「あぁぁっ、あ…!」
時には強く、弱くと強弱をつけて再び柚葉の肉芽を舌でころころと転がす。
光貴の舌技に翻弄され、力加減が変わるたびに柚葉はピクンッと腰を震わせた。
自分のこんなところを舐められている…そう思うだけで体が熱くなった。
光貴の舌が秘部から離れ、今度は胸を優しく揉みしだかれる。
男根が割れ目に擦れる度、柚葉は甘い声を上げた。
「ねぇ光貴…」
「…ん?」
「私も光貴のこと、気持ち良くしたい…」
そう言いながら快感で潤んだ瞳を光貴に向けた。
そんな柚葉を見て、光貴の中に抑えられない衝動がこみ上げてくる。


詩<うた>を聴かせての最初へ 詩<うた>を聴かせて 2 詩<うた>を聴かせて 4 詩<うた>を聴かせての最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前