派遣モデルのパンティ-1
今までレイプ犯逮捕に強い意欲を抱き捜査してきた涼子。しかし初めて犯人の実態に触れ、その残忍さに恐怖感を募らせた。犯人を目の前にし、その壁の高さに自信は削られた。女として目の前であのようなレイプを見せられショックだった。もし自分がレイプされていたら…、そう考えると身がすくんだ。
涼子は翔子を訪れようとしたが、合わせる顔がなかった。
「彼女を救うには、やっぱりアイツを逮捕するしかない…。恐がってる場合じゃないわ!」
自らを奮い立たせる。そして捜査会議に出席した。
「最近の婦警の被害は?」
「今のところありません。しかし女子高生の被害が多発しているようです。分かっているだけで100件を越えてます。」
「ひ、100件!?」
「はい。しかしあくまで被害届けが出されているのみの数字なんで、実際はもっと被害は大きいものになると予想されます。」
あんな悲惨な目にあっている少女がたくさんいると思うと胸が痛くなる。
「被害届けを出した子達に事情を聞いてきます。リストを下さい。」
涼子は被害者リストを受け取る。それから一件ずつ話を聞いて回る。
(一体どうマークすればいいんだろう。被害の発生場所は県内バラバラで絞り込めないし…)
悩む涼子。
(こんな悩んでる姿を見てアイツは楽しんでるんだろうな…。ん…?姿を見て…)
心臓がドキッとして鳥肌が立つ。もしかして今も見ているのではないかと思ったからだ。周りを見る涼子。
(この中にいるの?誰?どいつ?)
顔が分からない恐怖。みんなが犯人に思えてしまう。周りを見てそれらしき人間がいない事を確認して歩き始める。
(俺はここにいるのに…。ヤリてぇ、早く首を絞めて泣かしながらレイプしてぇ…。)
電車の中、座席に座る涼子の太股を見ながら興奮を抑える武史の姿があった。
(今日はどんなパンティ履いてるのかな…。あ、そうだ。奪ったパンティの近況を報告してやらないとな。)
武史は涼子のメアドを知っている。麻耶から自宅のパソコンのアドレスを教えて貰った。それを利用して涼子を少し楽しもうと考えた。