乱交交渉2(新司の事情)-1
三人の呼吸が整うと、恵子と美弥子は儀式を始めた。美弥子は四つん這いになると、新司のモノに舌を這わせて愛液と精子をペロペロと舐め取っていった。恵子は美弥子の突きだされた尻に顔を埋めると、新司の精子をジュルジュルと啜り、美弥子のワレメの中身を綺麗に掃除を始めた。
「あうう…」
母が娘の刺激で喘ぎながら、一生懸命に未来の婿に奉仕している。娘は自分の母から溢れる婿の精子を、ペチャペチャと音をたてて美味しそうに舐め取りながら、自分のその部分をクチュクチュと弄っている。新司は新しい家族のこの淫らな光景を見て至上の喜びを感じていた。
性体験の多い新司だったが、今まで親子どんぶりの経験は無かった。一度は経験したいと思っていたが、中々そんな機会などあるはずがない。それがこんな形で、しかもこんな極上の女たちで実現することになって、新司は自分の強運を喜んだ。
それも切欠はネットの繋がりで、向こうからセックス求めて来たんだから、まるで宝くじが当たったような感覚だった。
やがて儀式が終わり、美弥子の成績発表が始まった。
「新司さん、技能力も回復力も合格です。素晴らしい成績でした。恵子はきっと幸せになれるでしょう」
美弥子はそう言って嬉しそう微笑んだ。本当はテストなんて全く関係無くて、ただ一家で乱交がしたいだけのお芝居だったが、もし、本当にテストだったとしても、今のセックスは最上級の合格点だったと、美弥子は心の底から思ったのだ。
「やったー、嬉しい!」
恵子もそんな美弥子の気持ちを察して、満面の笑みを浮かべて新司に抱きついた。
「ああ、頑張った甲斐があったよ」
新司も嬉しそうに微笑んだ
二人が喜ぶ姿をしばらく見ていた美弥子だが、それが落ち着くと、いよいよ次のステップへと切り出した。
「新司さん、今の行為は恵子のためのテストでしたけど、本当はもう一つ意味があるんです。それが何かわかりますか?」
「へっ?まだ何かあるんですか?」
新司は予想外の質問に戸惑った。
「はい、これもとても大切なことです。わかりますか?」
あらためて美弥子は聞いた。
「い、いえ、すみません。教えてください」
全く見当のつかない新司は素直に謝った。
「そうですか、ならば教えましょう。もう一つの意味、それは『絆』です」
「絆…、絆…、絆…」
新司はその言葉を繰り返してその意味を咀嚼し、美弥子が言わんとしてることが、おぼろげにわかってきた。
「親族間の絆でしょうか?」
「そうです、それです。そこで聞きますが、昨今の夫婦の離婚率をご存じですか?」
「さあ、あまり関心が無いモノでして」
「実は3組に1組は離婚をしているんですよ」
「えええっ!そんなに多いんですか!」
「そうです。離婚に至る原因はたくさんあると思いますが、あたしはあなた達には絶対に離婚をして欲しくありません」
「はい、私もしたくないです」
「今はそうでもこの先はわかりません。例えば精力絶倫の新司さんが浮気をするかもしれませんし、その逆もあり得ます」
「いえ、そんなことは絶対にありません」
「いえいえ、世の中には絶対は無いんですよ。『絶対に無い』を振りかざす人ほど『絶対にある』ものです」
「はあ…」
納得できない新司は、曖昧な返事をした。
「そこで、あたし達一家は、結婚生活を夫婦間だけの脆弱な絆だけではなく、親族の絆にすることを考えているのです」
「もしかしてそれがこれですか?」
「そうです。例え新司さんが浮気をした場合、それは恵子だけでは無くて、あたし達一家を裏切ることになるのです。または、不幸にもDVに至った場合、あたし達にも間接的にDVすることになるんです。もし、恵子に乱暴を働こうとした時に、あたし達のことが少しでも脳裏を過ると、その抑制になると思います。それがこの絆です。どうです?この縛りが有れば、離婚の原因を最小限度にすることができると思いませんか?」
美弥子は自信満々で説得をしていた。
「そう言われればそんな感じがしますね」
「そうでしょ、ですから結婚しても親族の絆は定期的に深めなくてはなりません」
「ということは?」
新司は内心とても喜びながら聞いた。