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Twin's Story 9 "Almond Chocolate Time"
【近親相姦 官能小説】

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春菜と健太郎-2

 「えっ?!でも、」春菜が口を押さえた。「ミカさんって、龍くんのお母さんだよね?」
 「そうだけど。」龍が涼しい顔で言った。
 「ど、どういう気持ち?」
 「何が?」
 「だ、だって、自分の母親が、あなたにとって兄弟同然のいとことセックスしたんでしょ?龍くんの方がショックだったんじゃないの?」
 「あんまりショックじゃなかったなー。だって、二人とも俺ちっちゃい頃からよく知ってるし、」
 「当たり前だ。特にミカさんはお前を産んだ人なんだからな。」
 「二人ともそのことで俺に対する態度が変わったりしないし。」
 「そんなものなんだ・・・。」
 健太郎が言った。「それに、そのことを知った時、龍はマユに目がくらんでたからなー。母親が俺に抱かれたことなんて、どうでも良かったんじゃね?」
 「くらんでたの?龍。」真雪が訊いた。
 「はい。仰る通り。あの時は既にもう貴女しか見えてませんでした。」龍は真雪の手を取って笑った。
 「ごちそうさま。」春菜も笑った。
 「そう言う龍もさ、」真雪だった。「ママを抱いてみたい、なんて思ったことないの?」
 「マユミ叔母さんを?」
 「そう。」
 「うーん・・・。」
 「お、考えてっぞ。」話題が自分から遠ざかった健太郎が、安心して楽しげに言った。
 「あるとすれば、真雪に似てるからふらふらと、っていうシチュエーションかな。」
 「だけど、龍ったら、ママを思いっきりイかせてたんでしょ?」
 「いや、だからそれはケン兄の夢の中の俺でしょ?」
 「春菜も激しく昇天させてたみたいだし。ケン兄を縛り上げてさ。」
 「俺、迷惑だよ。」龍がまたアーモンドをつまみながら言った。「その俺って、超性格ワルだよ。」
 「龍ってテクニシャンなんだねー。」真雪は笑った。
 「でも、」龍が真雪を睨んで言った。「真雪、俺よりケン兄のキスの方がいい、って言ったんだって?」
 「なに怒ってるんだよ。変なの。」真雪もカップを手に取った。
 龍は健太郎に向き直った。「ケン兄、真雪がそう言ったんだよね?」
 「確かに言ったなー。」健太郎は面白そうに言った。「でもお前、ルナに『龍くんの方が感じる』って言わせたんだぞ。おあいこじゃないか。」
 「そ・・・。」龍は言葉を詰まらせた。
 「二人ともなに夢の中の話を本気にしてるんだよ。」真雪が言った。「それともなに?現実に春菜のこと、気にしてるの?龍。」
 「ああ、気にしてるよ。」龍はあっさりと言った。
 「えっ?!」健太郎が眉間に皺(しわ)を寄せた。
 「被写体として、とっても魅力的だ。」
 「え?どんな風に?」
 「気を悪くしないでね。春菜さんはピンクがよく似合うから、その名前通り春に『シンチョコ』をバックに撮ってみたい。ピンク系の服、着てもらって。」
 「なるほど。」健太郎はとりあえずほっとして肩の力を抜いた。
 「別にメイド服でなくてもいいからね。」龍は笑った。
 「メイド服もまんざらでもないんだってさ、ルナは。」
 「へえ、ホントに?」真雪が言った。「いつか実現させようか。」
 「うん。」春菜がこくんとうなずいた。
 「萌えてきたっ!」真雪が力強く言った。
 「真雪はオタクだからなー。」龍がまたアーモンドに手を伸ばした。「ケン兄も食べたら?安眠できるよ。アーモンド。」
 「俺、もう眠るのが怖い。」
 「じゃあ起きてたら?春菜と一緒に。いろいろやることあるでしょ。」真雪が言った。
 「ばかっ!」例によって健太郎はひどく赤面した。


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