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Twin's Story 9 "Almond Chocolate Time"
【近親相姦 官能小説】

Twin's Story 9 Twin's Story 9 Twin's Story 9 Twin's Story 9

春菜と健太郎-1

 「ルナっ!ルナーっ!」
 健太郎の叫び声に、横で眠っていた春菜が飛び起きた。
 「ケン、ケン、どうしたの?」彼女は健太郎の身体を揺すった。
 「はっ!」健太郎は大きく目を開いた。
 「何か、悪い夢でもみた?」
 「夢?今のは全部・・・夢?」健太郎は放心したようにつぶやいた。「え?」
 健太郎は自分の股間に手を当てた。「ル、ルナ、ごめん、お、俺、出しちまった!」
 全裸で寝ていた健太郎の大量の精液が腹、股間はもちろん、触れ合っていた春菜の腹や胸にも放出されていた。
 健太郎は慌てて起き上がり、ティッシュを何枚も手に取り、それを拭き取り始めた。「ごめん、ルナ。本当にゴメン。」
 「大丈夫?ケン。」春菜も身体を起こし、ティッシュを取った。その時ドアが小さくノックされた。「ケン兄、ケン兄、どうかしたの?」真雪の声だった。
 健太郎はショーツを穿き、スウェットを着直して春菜に目配せをした後、ドアに向かった。春菜はネグリジェを羽織った。
 「何かあったの?」健太郎によって開けられたドアから真雪が心配そうに顔を覗(のぞ)かせた。彼女の後ろに、龍も眠そうな目を擦りながら立っていた。
 健太郎は笑いをこらえながら言った。「二人とも、入れよ。」

 「強烈っ!」健太郎の話を聞き終わった龍が言った。「俺、いっぺんに目が覚めたよ。」
 「お前のせいで、俺、安眠できなかっただろ!何てことをしてくれたんだ!お前は!」
 「ちょ、ちょっと待ってよ。お、俺何にもしてないし。」龍は困惑したように言った。
 「そうだよ、ケン兄が勝手にみたんでしょ?変な夢。でもあたしも以前強烈な夢、みたことあったな。龍がケン兄を縛り上げて犯しちゃう夢。」
 「ああ、あれも強烈だったよね。でも何でいつも俺ばっかり?」
 「龍くんって夢の中では極悪人なんだね。」春菜は笑った。「でも、もしかしてケンって、真雪やお母さんを抱きたいって思ってるんじゃないの?夢はその人の願望を表すって言うし。」春菜はカモミール・ティのカップを口に運んだ。
 「そ、そ、そんなわけないだろ!お、俺、母親や妹とセックスしたいなんて思ってないからな!」健太郎はちらりと真雪を見て赤くなった。
 「妹って言っても同い年、同級生だしねえ。着替えを覗(のぞ)いてムラムラしたりしない?」
 「ほ、本人が言うなっ!それにな、俺、お前の着替え覗いたりしないだろっ!」
 「じゃあさ、ミカさんはどうなの?」真雪が健太郎にだけ聞こえるように囁いた。「母親みたいなものじゃん。彼女だって。」
 「ばっ!」健太郎は慌てた。
 「何?どうしたの?ケン。」春菜が反応した。
 健太郎はだらだらと冷や汗をかき始めた。
 「秘密のこと?私に言えないことなの?」微笑みながら春菜は追い打ちをかけた。
 「こっ、怖いよ、ルナ。その微笑みが余計に。」
 「え?別に他意はないよ。純粋に聞きたいだけ。」
 「もしかして、ケン兄のどきどき初体験のこと?」龍が真雪に訊いた。真雪は微笑みながらうなずいた。
 「い、言っていいもんかな?マユ。」
 「何であたしに訊く?自分で判断して、ケン兄。」
 「こっ、こっ、この話をしたら、ルナが二度とここに来なくなるんじゃないか、って今思ってる。」
 「そんなショッキングな初体験だったの?」
 「ショッキング、かもしれないね、確かに。」龍がアーモンドを口に放り込みながら言った。「普通じゃないことは確かだ。」
 「私、きっと大丈夫。何を聞いても驚かない。あんな夢をみるケンだから、これまでにいろいろあったんでしょ?」
 健太郎はまただらだらと冷や汗をかき始めた。
 「最初に謝っとく。ごめん、ルナ。」
 「はい、わかりました。で?」春菜が促した。健太郎は恐る恐る口を開いた。
 「お、俺の初体験の相手はミ、ミ、ミカさんなんだ。高二の夏・・・・。」そしてうつむいた。
 「ほんとに?素敵っ!」春菜が叫んだ。
 「『素敵』?」残りの三人が同時に叫んだ。
 「予想外の反応!」龍が言った。
 「萌える萌える!高校生と人妻との恋!」
 「春菜にもオタクの気があったんだね。」真雪が言った。
 「見たかったなあ・・・・。」春菜が夢みがちな目で言った。「想像するだけで興奮する。見たかったなあ・・・・。」
 「な、ルナ、何だよ、『見たかった』って。君はいやじゃないのか?お、俺が違う女の人を抱いたっていう事実を聞いて。」
 「それとこれとは別。それとも、今も抱いてるの?時々、ミカさんを。」
 「そんなこと、あるわけないだろっ!い、今は抱いてない。」健太郎が叫んだ。
 「今は?」
 「やばっ!」健太郎は口を押さえた。
 「その後も何度かあったってこと?」
 「も、もう勘弁してくれー。」健太郎は泣きそうになった。
 「そっかー。だから食事の時慌ててたんだ、ケン。そう言うことだったのね。」
 「ごめんなさい、ごめんなさい!」健太郎は春菜にぺこぺこと頭を下げた。
 「今度、もしそう言う機会があったら、言って。私、絶対見に行くから。」
 「ええっ?!」
 「素敵じゃない。私、ケンがミカさんに抱かれるのだったら許せる。何だか絵になりそうだもの。」
 「知らなかった。ルナがこんなにぶっ飛んだ娘だったなんて・・・・。」
 「ついでだから、」真雪が口を開いた。
 「なに?」春菜が真雪を見た。
 「夏輝に失恋した傷心のケン兄を慰めてくれたのもミカさんなんだよ。」
 健太郎は真っ赤になって縮こまっていた。
 「慰めてくれた、って、心も身体も?」
 「もちろん。」
 「素敵、素敵っ!」春菜はベッドに腰掛けたまま上下に跳ねた。
 「マユー、覚えてろよ・・・。」健太郎は真雪を睨(にら)んだ。


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