夢の中でも女王様-5
「何って…… んっ…… 姉様の代わりに…… んんっ…… ユイが…………」
「あっ………… くっ……」
「やだっ…… 駄目っ! た、隆に触っちゃイヤっ!」
「あら? 隆だって私の………… んっ………… してくれてるのに? あっ…………」
「やぁっ! 隆っ! ユイに何してるのっ? 駄目だったらっ!!!」
「でもっ 姉ちゃん俺っ………… もう我慢出来なくて…………」
「はぁっ………… んぁっ…… お、おっきいですっ…………」
「ユイ………… ユイの中………… すごい気持ちいいよ…………」
「やだっ…… 駄目っ!!! 隆は私のっ………… 私以外としちゃっ…………」
「んっ…… 姉様っ………… そう言いながら指が………… あんっ…… すっごい動いてます…………」
「ち、違うのっ………… これはっ……」
「あは、ホントは興奮してるのでしょ? いつも隆とユイのSEXを想像しながら…… はぁっ……」
「いやっ…… そんな事っ………… んっ…… だってっ………… はぁっ…………」
「あは、そんな見たいなら………… 目隠し取って差し上げますわ…………」
「やっ…… 駄目っ! そんなの見たくないっ…… や、やだってばっ!!!」
寝苦しい夏の夜、辛うじて声は上げなかったものの、
勢い余ってベッドから転げ墜ちそうになるほどに、
慌てて目を見開き飛び起きた私。
身体中の汗がスッと引くような感覚と共に気づく、
湿った下着の感触がいつにもまして気色悪い。
夢は潜在意識にある願望を映し出すなんて聞くけれど、
私はいったい何を望んでいるのだろうか…………