Dr.COOL-6
『あぁぁあんっっ！』
軽く周辺に触れただけで、歓喜の声を上げる。それと同時に、シミの範囲が広がっていった。俺の指は薄い茂みのそばにある、隆起した肉芽を捜し当てた。もう、大量に湧き出た泉によって、抵抗なく滑るそれを、指で摘む。
『だっ、ダメぇっっ!!イクっっっっ!!!!』
…ビクビクビクッ！
声のトーンが上がった。体を震わし、一瞬で昇りつめた。肩で息をする彼女。微動打にしない。俺は彼女から手を離し、ショーツを下げた。次から次へと湧き出る泉は、彼女の秘唇を濡らし、シーツにまで滴れ落ちていた。唇を近付ける。
…くちゅ・・・・
『ぅぅぅんっっっ！』
目が覚めた、と言うより強制的に起こされた彼女の声が響く。腰をうねらせながら、手は頭を押さえ付ける。止めて欲しくない精一杯の意思表示。さらに行為はエスカレートした。舌先が、肉腫を捕らえ、指が花弁を掻き分ける。
…ゴボボッ！
一気に蜜が溢れてきた。口をパクパクしながら天を仰ぐ。声も出せない。しかし、彼女の手は俺の頭から離れようとしない。二対の指が、肉壁の奥へと進む。腰が跳ね上がり、体を強ばらせる彼女。指先が最深部へ到達した瞬間、手が震え、体の力が抜けた。再び、頂点へと届いた快楽。
『かはぁっ・・・・ぁあんっ・・・・』
甘い吐息がもれ、頬が紅く染まる。気のせいか、肌にツヤと張りが戻った様に見えた。
『ひろ・・・・きぃ・・・・ほしい・・・・』
俺も我慢出来なかった。パジャマの中で反り返った肉塊は、熱く脈打っていた。彼女が体を起こし、上着の隙間から手を通す。
『ひろき・・・・』
直に温もりを感じたい、手のひらからはそんな感覚が伝わってきた。彼女の手が背中に回る。そのまま抱き締め、唇を首元に近付けた。優しいが、熱を帯びた唇。俺の肌に吸い付いてくる。
『うくっ・・・・』
心地よい感覚を味わいながら、パジャマとパンツを脱いだ。納まりきらなくなった俺の剛棒は、これからの事を察してなのか太さを増し、先端は喜びによって濡れて光っていた。彼女を静かに横たわらせ、秘唇に当てがう。
『んんっっっ！』
わずかに触れただけで切ない吐息が発せられた。目を閉じ、全神経を秘裂に集中させている彼女。
『久美子さん・・・・イクよ・・・・』
…ズ・・・・ズブブッ
『ふあぁぁっっっ！』
少しずつ、しかし確実に奥を目指す。抵抗なく付け根まで入った。肉壁が幹にまとわりつく。まだ動いていない。しかし、あまりの収縮運動に、このまま果ててしまいそうになるのでは、そう思えた。
『は・・・・いっ・・・・てるぅ・・・・』
彼女の目が、甘ったるく俺を見つめる。俺の首に腕を回してきた。それを合図に動き始めた。
…ぐちゅ、ぬちゅ、ねちょ、ぬちゃ・・・・
『はぁんっ！あぁぁんっ！あうぅぅんっっ！』
肉塊が粘膜を削る。その度に、彼女の蜜が溢れ、声が病室内に響き渡る。外に漏れようがお構いなしだ。
『ひ・・・・ろきぃぃ・・・・あぁぁぁっっっっ!!』
俺の動きに悦びを感じている。たまらなくなって唇に喰らいつく。激しく舌が交わる。貪るとはこんな事を言うのだろう。気が付いたら彼女も腰を波打たせていた。貪欲に快楽を味わう為、俺に合わせて動いていた。
『久美子さんっ！久美子さんっっっ！』
名前を呼ぶ毎に、彼女の肉壺は締め付けを増していった。
『あぁぁっっ！ひろきぃぃっっ！好きっっ！好きぃぃぃっっっ!!』
抱き締める力が増す。肉体の接する面積が増え、悦楽の声が近くで聞こえる様になった。それと同時に、先端に痺れが走った。
『あくっっ・・・・お、俺、もう・・・・』
限界、一歩手前だ。しかし、彼女は離れようとしない。
…ぐちゃぐちゃっ、ぬちゃぬちゃっ・・・・
『ひ・・・・ひろ・・・・きぃ・・・・こ、このまま・・・・あなたを・・・・感じ・・・・させて・・・・』
『く・・・・みこ・・・・』
頭部がに膨らみ、痙攣する。そして、全てを吸収するかの様に、肉壁が一気に収縮した。
『んんんっっっっ!!!!』
『うくぅっっっ!!!!』
…どぷっ！どくどくっ!!ぶぴゅっ!!
…ガクッ！ガクガクッ!!
果てた。全ての欲液を吐き出した肉剣は、彼女の中で堅さを失っていく。それに合わせるかの様に彼女の肉壺は、ゆっくりと脱力していった。ぐったりとして動かない彼女。荒く息をする俺。
『久美子さん・・・・』
優しく頭を撫でる。不規則な呼吸を繰り返す彼女。しばらくして、彼女から小さな寝息が聞こえ始めた。よほど疲れていたんだろう、それがすぐに理解出来た。しかし心なしか、彼女の肌にはツヤと張りが戻ったかに見えた。俺は彼女の隣で布団を被り、二人の夜を終えた。