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アルバイト
【熟女/人妻 官能小説】

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別れ-1

僕のやらなくてはいけないことが、2つあった。


修平と由香里に連絡しないといけないこと・・・
修平はともかく、由香里に連絡するのは憂鬱に感じた。

由香里はキャンプをとても楽しみにしていて・・・それ以上にけじめをつける必要があった。

僕は部屋のベットに座って電気を消して真っ暗の中、携帯を手に取った。

着信の履歴、由香里を選択して発信ボタンを押した。

「もしもし政輝君?」と普段どおりに電話に出た。

「由香里・・・」

「明日のキャンプ・・・の話かな?何時に待ち合わせる?」

「うん・・・そのことだけど・・・」

「どうしたの?」僕の声の暗さを察した様子の由香里も声もトーンが変わった。

「明日のキャンプいけなくなった・・・」

少し時間がたって、「分かった・・・」とだけ返事が返ってきた。

「政輝君がそういうなら仕方ないんだけど・・・理由を聞かしてくれる?」

「もしかして・・・アルバイトの女性と関係があるの?」

確信をつかれて言葉が出ない。

「関係あるの?」

僕の動揺を察したのか、由香里は追及する。

「うん・・・」

「そっ・・そうなんだ・・・政輝君・・・」

「ごめん」

「何であやまるの?そんなこと言われると・・・私・・・」

「ごめん・・・」

謝るしかなかったが、話が重苦しい

しばらくの沈黙の後「私たちしばらく会わないほうがいいのかな・・・」

と由香里は静かに言う。

また、沈黙が訪れる。

「政輝君何か言ってよ」と涙声になっていた。

「いつも、政輝君何も言ってくれない・・・、なんか言って欲しいときも・・・」

「優しさと、優柔不断は違うんだからね・・・何か言ってよ」

由香里がこんな言葉を発するなんて思ってもいなかった。

「ごめん」

「また謝る・・・」少しあきれ気味だった。

僕は暗い部屋の中うつむいていて携帯電話に向かって謝るしかなかった。

「じゃあ、政輝君・・・会わないのね・・私たち」

「うん・・・」とだけ答えた。

正直僕自身情けないことにどうしたらよいか解らない・・・

「じゃあ、政輝君・・・お互い気持ちが落ち着いたら、また連絡しようね」

「うん」

「じゃあ、ありがとう」と言いながら、電話を切った。

うつむいてしばらくベットから立つことができなかった。

本当にこれで良かったんだろうかと自問自答を繰り返したが当然のことながら結論は出な
い。

訳の解らないまま、情けないが涙が出てきた・・・

その後、一時間ほどして修平へ電話をしたが、前日のキャンセルに文句も言わずに了解してくれた。


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