気付けば初夜-1
「んむっ、む……れろ、れろ、ろ、ろ……」
俺のモノを口いっぱいにほおばって、アーシャが懸命に舌を絡める。
舐めて欲しいところを教えると、真面目な彼女は一々頷いて、熱心にそのとおりにするから、めちゃくちゃきもちいい。
薄桃色の舌がちらちら見えるのが、また萌える。
さっき気付いたが、俺の身体はゲーム内の勇者そのものになってた。
これも夢のオプションだろうか?
率直にいや、俺はこの勇者が大嫌いだった。
たかがゲーム内のキャラなのに、なぜか心底腹が立つ。
それじゃお前は、なんでそんなゲームをやってんだと言われるだろうが、なんか妙に気になったんだよ。
しかもアーシャが好みだった。
そんで、なかなか落とせないでいるうち、ついムキになったと……そんなとこだ。
なんにせよ、アーシャが俺を勇者本人と思いこんでるんだからこそ、このシチュエーションだ。まぁいいか。
「う、う、ヤバ……」
熱心な愛撫に、股間のモノはあっという間に、のっぴきならない状態にまで膨れ上がる。
口の中に出したら、さすがに怒るだろーか?
考えても止める余裕は無かった。
先っぽを舌でグリっとえぐられた瞬間、溜め込んでた精液が爆発した。
「くああ!!」
「っくぅぅ!!!?」
盛大に噴出した精液が、アーシャの口にあふれ出す。
ヤバ!!ヤバイ!!
気持ちよすぎたせいか!?いつもの倍以上っていうか…ムスコよ、お前はどんだけ吐き出す気だ!!!???
「あ、ああっ!?どんどん出て、飲み切れま、せ……」
アーシャは心底驚いたらしい。
半ば放心状態で、褐色の可愛い顔に白濁液のシャワーを浴び続けている。
「わっ!!ゴメン!!」
お、怒るよなぁ〜絶対…
ところが。
「ん……変な気持ちです。お腹の奥が熱くて……」
精液でベトベトの先っぽ(あんだけ出したのに、まだガチガチだった。)を、ぺろっと舐め、アーシャははにかんだ表情で頬を染める。
――俺の嫁は、天使だった。