昼-10
「あぅんっそんなっ……いっぺんにされたらぁ……あぁっ」
朝陽の息が上がる、躰が小刻みに痙攣する。
「あっあっあっいや……イ……くぅ……」
俺はとどめとばかりに乳首を軽く噛み、クリトリスとGスポットを強めに刺激した。
「ああっイクっイクうぅっあぁああ!!」
朝陽は躰を震わせて俺にぎゅうっとしがみついてきた。
指が締め付けられて細かく収縮しているのが分かる。
「はっ……あぁ……気持ち……良い……」
朝陽は全身の力を抜いて俺にしなだれかかる。
何コレ?無茶苦茶可愛いんですけど?
嬉しくなって後戯をいつも以上に丁寧に施した。
「朝陽〜…我慢できねぇ……挿れたい」
こんな可愛いの見せられて我慢しろってのが無理な話。
俺は朝陽の頬やら顎やらにキスを落としながらおねだりしてみた。
「んぅ……ちょっと待って……」
朝陽はうっとりと目を開けて俺にキスを返し、棚の下にある引き出しに手を伸ばす。
そこから出てきたのはなんと、コンドームLサイズとローション。
「ぶははははっ何?なんで準備万端なワケ?!」
あまりの用意周到さに驚きを通り越して爆笑。
「言ったじゃない、期待しちゃって濡れるって……どうしてもヤリたくなったら誘おうかなって思ってたの」
その場合、誘う方が小物は準備するのがマナーだ、と朝陽はローションのパッケージを眺める。
「いつも安全日なワケじゃないし、ゴム着きで極太チンポを受け入れる自信は無いし……仕方なくネットで買っといたの」
マジ、腹痛ぇ……コイツ、思った以上に性欲強いわ……。
「貸して?塗ってやるよ」
俺は朝陽の手からローションを取り上げて、中身を手の平に流す。
両手を擦り合わせて暖めてから使うのがコツ。
「そうやって使うの?」
「真夏なら冷たいのも良いけどな、あえて冷蔵庫に入れてたりもするし」
しかし、今は朝晩冷え込みがキツくなってきた秋口だ。
暖かい方が気持ち良い。
「さてと、胸からやってみるか?」
朝陽の様子からするとローション初体験っぽいので、まずは楽しんでみる。
「んひゃっ?!」
ローションたっぷりの手を胸に置くと、朝陽は躰をひくつかせた。
そのままぬるぬると滑らせて塗り込むように愛撫する。
「やぁ……変な感じ……」
「自分で揉んでみろよ?」
俺の言葉に素直に従い、朝陽は自分で胸を揉んだ。