兄妹以上、恋人未満-6
『あぅ……抜かないでぇ……イイのおおお、気持ちイイのおおおお!!』
『あぁ? おいおい、変態の本性あらわしたな。ほら、もっと腰振ってみろよ』
『わはは、委員長、良い顔してるじゃん。もっと欲しいって、中出ししてって言えよ』
頬を紅潮させ、とろりとした瞳で女子生徒は喘ぎ続ける。
『ハァ……んっ……もっと、もっと欲しいよぉ……あぁん……』
その桃色の唇にも男子生徒のペニスが突っ込まれる。苦しげなため息が漏れる。自分が画面の中の女子生徒になったつもりで体を触る。自分の手が、指が、男子生徒のものだと錯覚する。さっきよりも激しく胸を揉み、乳首を押し潰すようにして刺激し、膣の奥深くまで指を挿入する。ぐっ、ぐっと指を押し込むたびに、もっと奥へ、もっと奥へと欲求が高まる。
「あ、あっ……もっと、ねえ、もっと……」
その声が自分のものなのか、女子生徒のものなのかわからなくなる。やがて男子生徒達は女子生徒の体に精液をぶちまけ、動かなくなった彼女を置いて教室を出て行く。エンドロールが流れる。
気持ちいい、気持ちいいのに、何か足りない。わたしは裸のまま床にごろりと寝転んで、粘液でてらてらと光る指先を見つめた。