Purple target-36
イサールの眼前には
先程まで堪能した豊かな乳房と既に固いゴムのようにピンと立ち上がっている2つの乳首がある。
「今は陸上で、貴女を堪能したい・・・」
イサールの唇がルールーの乳首を含み舌の上で転がし吸い上げる。
「 !!・・・アッ 」
胸先から電流が流れる感触を覚えたルールーは思わずあえいでいた。
「もう、いけない人ね・・・・・」
そう呟きながらルールー自身も自分の下にいるイサールの身体にのし掛かるようにして抱きすくめる。
そして自分の“薔薇”の中に、既に力を取り戻していたイサールの肉棒が入ってきた時、
ルールーは自ら尻を下に押し付け 彼自身を迎え入れた。
―――ズブププ・・・・・
「ア、ア、ア・・・あああああ・・・―――――」
§§§§§§§§§§§§
―――部屋の隅に掛けられてあった壁掛け時計の針は深夜の2時を差している。
この夜ルールーとイサールが5度に渡って絶頂を迎えた。
その微かな余韻が室内に残っている。
明かりは既に消されておりカーテンから漏れ出る星明かりだけが室内の様子をぼんやりと闇の中に浮かび上がらせていた。
―――カチャ・・・カチャカチャ・・・
―――キュッ・・・キュキュッ
ベットではシーツにくるまれたイサールが微かな寝息をたてている。
先程までのルールーとの激しい交情に全力で挑んだ証左であろう。
無論散乱していた衣類をまとめて身支度を調え終えたルールー自身も気だるい疲労感が残ってはいた。
だが今夜はここに泊まることはできない。
深夜の帰宅、になるであろうが自宅に帰っておかなければ、
さすがの夫も必ず不信を抱く。
かつてのラグナの時と違い、夫や息子がいるということに足枷をつけられているような気分だった。
(おやすみイサール。次は海の上で―――――)