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Purple woman
【二次創作 官能小説】

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Purple target-15

(・・・・・・くそっ)



ギリッと奥歯を鳴らし、男は内心毒づいていた。
男の位置からはルールーの相手の男が誰かまでは辛うじて判別できない。

だがルールーと同年代いや若い男なのは分かる。




(あの女・・・・・・)



先を越されてしまったという気持ちがいやでも先に立つ。
しかし目を逸らすことはない。ただただ遥か前方の情景から目を離せないのだ。



レンズの先ではまだ2人の口づけは続いている。

互いに首を傾けつつ深く相手を求める情熱的なキス。
見ているだけでも興奮してくるようなキスだ。


イサールの右手の指3本はルールーの下腹部の谷間に深く沈み込んでいる。

その指がせわしなく彼女の中を動いているのは、
互いの身体が揺れていることからも分かる。

下手をすると、
生々しい蜜がかき混ぜられる音が聞こえてきそうな風情だった。










気づけば2人の頬は上気しているせいか赤みを帯びはじめていた。


薄目を開けたまま舌を絡ませつつ決して顔を離そうとしない。

見ている側からは耐えることが苦痛な時間が一体どれだけ続いただろう――――――


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