サド公爵の館-1
ある土曜日の夜、2人はあるラブホテルに入った。隼人が前から気になっていたホテルだ。車を駐車場に停めた。
「サド公爵の館…?」
友美の目に入り込んできたラブホテルの名前。いったいどんな所なんだろうと少し怖かった。
隼人に肩を抱かれ中へ入り部屋を選ぶ。
「これがいいな。」
「え?お、お兄ちゃん…、一番高いよ…?」
「いいんだ。設備が充実してるからな。」
部屋を決めエレベーターに乗り部屋へと向かう。
(な、なんか凄いとこだな…)
廊下からして何とも言えない雰囲気がある。隼人にしがみつきながら部屋に入った。
「わっ…!」
それらが何かは分からないが、それらで自分が被虐する事になる…、それだけは分かった。
「友美、今日はここで本格的にSMするぞ?」
「う、うん…。」
何やら凄い設備に怖さを感じながら、ひとまずソファに座る。
「友美…。」
「お兄ちゃん…」
熱いキスを交わす。
「何か凄いとこだね。」
「怖いか?」
「ううん?友美、お兄ちゃんになら何されても平気だよ?」
「友美…。」
胸が強調されたTシャツにミニスカートにニーハイ。隼人がチョイスした服だ。隼人は絶対領域にムラムラが止まらない。
「俺、もう勃起しちゃったよ。」
「え〜?何で〜?まだ何もしてないのに…。」
「Hなカッコしてるからさ。」
「お兄ちゃんが選んだんでしょ?高校以来だよ、この服着るの。」
「たまんないよ、実際。」
Tシャツの上から胸を掴みグニュッ、グニュッと揉む。
「お兄ちゃんの為におっきくなったようなもんだね、友美のオッパイ。」
「最高だよ。」
隼人はTシャツの裾から手を入れブラジャーをグッと下げだ。そして生乳の感触を楽しむ。
「あん…。」
そして手のひらに胸を包み込み、指の間に乳首を挟み刺激する。
「あん…」
隼人の体に頭を寄せ甘える友美。乳首かま段々強く挟まれて行く。
「んんん…」
痛みと快感が入り混じる感じにすっかり慣れてしまった体。むしろ痛みを感じると興奮さえしてしまう。
「乳首は堅まったから、違うところも堅めてやらないとね?」
「エッチ…。」
ミニスカートの中に手を入れ、パンツの上からクリトリスを指でいじる。
「ああん、お兄ちゃん!」
体をピクンと反応させる。
「湿って来たぞ、パンツ。」
「もう、グチョグチョ…。」
下半身が熱い。息を乱し、体を無造作にくねらせる。そして友美の性感が高まって来た時、隼人がふと言った。その言葉に、隼人がどうして自分を虐めて喜ぶようになたのか、どうして今日、この服を着せたのか、その理由が分かった。