〈惨華(さんか)〉-18
「む"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」
本来の生殖器官である幼器ですら無理矢理だというのに、異常性行為である肛門での性交は、度が過ぎると言うものだ。
いくら人差し指で解したと言っても、肉棒とでは太さが違いすぎる。
一生懸命に伸びた肛門は長髪男の肉棒に食い込み、どうか止めてほしいと縋った。
『チ〇ポに吸い付いて…痛いくらいだ……はは……』
ゆっくりと動かすだけで、脳天まで痺れるような快感が押し寄せ、腰が抜けそうになる。
この美少女に、初めての肛姦の恥辱を与えたのは間違いなく自分で、それは一生消える事は無い……そう思うだけで、長髪男は背徳の快感に浸され、興奮の度合いが増していく……肉棒は痺れ、呼吸が激しくなる……絶頂はもう間近だ……。
『あ、彩未…ちゃんんッ…』
「ぷふ…ッ…む"う"ぅ"……!!」
下半身が引き裂かれるかのような激痛の連続に、彩未の意識は失われる寸前だった……汗も涙も混じって流れ、身体からは清純の全てが剥ぎ取られた……薄汚いオヤジ達の薄汚い欲望に、掴めたはずの夢も、照らし続けてくれてた希望も、メチャクチャに踏みにじられてしまった……。
『お?ホールギャグですな?』
『全部の《穴》を使わないと、いつまで経っても終わりませんよ?』
とりあえず射精を終え、満足したリーダーと長髪男は彩未から離れ、まだ満足していないオヤジ達の群れを見ていた。
タバコを吸い、缶コーヒーを飲み、一息つく……あの日の、中村姉妹を姦した時と同じだ……。
『ほら、おじさんのオチ〇チンを舐めなさい』
「あ"ぁ"!!あ〜〜ッ!!!」
『嫌じゃないでしょ?はい、お口の中にぃ……』
ギャグを外そうとする手を掴まれ、怒張した肉棒から背けようとする顔は無造作に掴まれた。
彩未の髪は、もはや顔を押さえる為の手綱でしかなく、見境なく握られては口に肉棒を突っ込まれた。
「おがぁッ!!…はがあ!!!」
徐々に凶暴さを増していったオヤジ達は、彩未を引き起こしたり、押し倒したり……もう抵抗する体力の尽きた彩未を、まるで人形のように扱い、穴という穴に肉棒を突き立て始めていた。
『可哀相にな。あんな汚いオヤジ達にマワされてよ』
『ンククク……君も立派なオヤジじゃないですか』
いつも一言多いこの若造を怒りたい衝動を抑え、リーダーはオヤジ達の《宴》を見ていた。
仰向けに倒され、両手にはまだ果てていない肉棒を握らされ、性器同士の結合を見せながら奇声をあげるオヤジ達。
そして彩未の顔を跨いで腰を屈め、口の中に爆発寸前の肉棒を突っ込んでは果てる者もいる。
それはピラニアに喰われる水鳥か、軍隊アリの襲撃を受けた野兎か……逃げようにも逃げられず、助けを求めながら、絶望の内に生きたまま喰われていく弱者そのもの。
少女でなければ満足出来ない、同じ性癖を持つ仲間……生贄にされた少女の悲惨さを思う事もなく、ぼんやりと眺めていた……。
《終わり》