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なつ子
【ロリ 官能小説】

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絶対やってみたいんよぉ-2

 「おかぁちゃん、こないだの覚えとる?ヌードの話やけど」

なつ子はオナネタに使っていたカタログチラシをお膳の上にぽんと無造作に置いて母親に話しかけた。

「んん?なんやったけなぁ」

母親はすぐには思い出せない様子で、お膳の上のカタログを広げて「お前これどないしたん?」と少女ヌードを目にしてもチンプンカンプンの様子。

「こないだお客さんから聞いたって言ってたやん、ヌード流行ってるって、儲かるって、お前もやらんかって」

なつ子にとっては衝撃を与えた発言でも、母親にとってはいつもの思いついたこと言ってみただけの言葉なので、

「そやったっけ?どんなん言ったっけ?」とさっぱり思い出す気配もない反応で。

「お前こんなんやりたいん?」

母親は少女ヌード写真集の表紙が並んだチラシを眺めながら、

「ぎょうさん出とるんやね、こういうん…お前、お金の心配しとんなら、そんなんいらんからなぁ」とポツリ。

なんか話が別の方向に流れそうになってきたので、なつ子は慌てて否定して、

「ううん、ちゃうねん、こういうのやりたいんよ、やってみたいから、こないだのおかぁちゃん話してたやん」と本音を。

「お前にほんまできるんか?裸なるんやで?」と、否定ではなく前向きに考えてくれるのが母親らしい。

「裸ええやん、ドキドキするし…」

「ドキドキだけやないねんよ、それにお前可愛くも美人でもないし、できひんやろ?」

「うち、ダメかなぁ…」

「でもな、あんま可愛くない子もおるなぁ」と、母親はカタログチラシを見回し、

「この子やったらお前の方がナンボかましやな、お前の方がオッパイもでかいし」と何人かの女の子を指差した。

「まったく、ほんま、お前、できるんか? よう話覚えてへんけど、店でそれとなくお客さんに聞いてみよか?」

「うん、絶対やってみたい、おかぁちゃんお願い、絶対だからね」

なつ子は自分で決めたこととはいえ、ちょこっと妄想が前進したことへの安堵と不安な日々をしばらく送ることに。


 「あ、こないだ話通してもろた、そやそや、お母さんと電話で話したんやけど、ええノリや」

白髪交じりの長髪を後ろに束ねた監督が、くわえタバコのまま受話器でダミ声でまくし立てていた。

「こっちで撮ってるとか知らんかったやろし、驚いてたわ、うんうん、言ってたとおりのおもろいオバチャンやったな。

今日にでもウチで作った写真集とビデオを送っておくわ。ま、大丈夫やろけど、いちおうな、本屋で売ってへんもんやから」

西日本を拠点に撮影の下請けなどをする制作プロダクションの監督は、東京の零細出版社に頼まれて流行りの少女ヌードの写真集やビデオ作品も手がけていた。

ブームなので原盤を渡せばすぐに現金となるオイシイ商売なのだが、いかんせんモデルになってくれる少女が不足しているので、思うように稼げないのが厳しい実情でもある。

中堅のみならず大手出版社も参入した少女ヌードで競争も激しいのだが、監督の作品はいわゆる一般書店では売ってなく、写真集はビニールにくるまれ独特のルートで売られている商品。

いわゆる少女ヌードの写真集やビデオよりは、刺激的であからさまな内容になっているので、前もって作品を見てもらい納得しておいてもらう必要があったのだ。

「どうなんですか?今度の子は?」

小太りの女性アシスタントが、大量のネガを整理しながら監督に尋ねた。

「14歳で中2で母子家庭や、お母さんの話し方やと、オナ好きのエロ娘みたいやな、多少ブサイクでもイケるで」


 なつ子は地味で野暮ったい感じの中学生だが、実際ブサイクと言うほどでもない。

同級生や部活の仲間からも、オナ狂いなどとは決して思われないタイプではあるだろう。
もっさりした髪型や着る服を変えたら、同年代はともかく年上のオトナ達にはウケが良さそうな感じさえする。

バレー部の練習を終えて帰宅したなつ子は、ちょうど居酒屋へ出勤する母親とすれ違った。

「ご飯できてっから、食べたら片付け、洗濯物取り込んで、汗かいてっから先に風呂入って、歯を磨いて、テレビは消して寝る」

あわただしく指図して玄関を後にしたが、いつもと違う一言がなつ子の部活の疲れを一瞬で忘れさせた。

「あと、こないだ電話の、監督さんから、写真集とビデオ届いとるから、見ときい」

なつ子は急いで家に入ると、お膳の上に置かれた小包を見つけると顔を真っ赤にし、あわてて風呂に入り汗と疲れを流してそくさくとあがるとタオルも巻かず真っ裸のままで包みを解いた。

母親に少女ヌードのモデルをやりたいと言ってから、居酒屋の常連客からトントンと話が繋がり、東京まで行かなくとも近場の会社で写真集とビデオを制作している監督を紹介してもらえていた。

人づてになつ子の部活姿のスナップショットが監督の手元に渡り、母親と監督が直接電話で話すとこまであっと言う間であった。

本屋で売られている少女写真集とはちょっと違ってるから、実際に本とビデオを送るから見てみて、それでも良かったらモデルを頼みたいとのこと。

母親は監督から言われたことをさらりと伝えただけだったが、なつ子は「本屋で売ってへん本ってどんなんやろ?」と、そこだけがものすごく気になった。

そして今日までにそのことを想像しながらオナニーをしていて、「いつも本屋で立ち読みしている写真集より絶対にエロいんだ!」と確信するように。

だから小包を開ける前に風呂に入ってさっぱりして…お清めして。

そしてこれから目の当たりにする写真集とビデオに出ている女の子に対する敬意と後に続く決意を込めて真っ裸のまま、包みをゆっくりと開けて正座した正面に写真集とビデオを置いた。


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