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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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白昼悪夢-11

 「美香!!美香!!」
意識の遠いところから呼ばれているような気がした。
 (ん…?瀬川さん??やばい、仕事中にメールしてるのバレちゃったかなぁ…。)
意識朦朧としている中、どんどん涼子の声が近くに感じた。
 「美香!しっかりして!!美香!」
若干涙声に感じた。
 (何で瀬川さん、涙声なの??)
それが気になると、ゆっくりと目を開かせる美香。
 「み、美香!!」
 「あ…、瀬川さん…。」
ぼーっとしている。
 「お、男の人は出てって!!早くっっ!!」
状況を理解し、男性捜査員は全員そこから出て行った。徐々に意識を戻す美香。目に映る光景から自分の身に何が起きたのかを思い出す。
 「わ、私…レイプされました…。」
 「何も言わなくていいから!」
美香を抱きしめる涼子。
 「覆面した男にレイプされて…中に出されちゃいました。すみません…、婦警の威厳を汚してしたいました…」
 「美香は悪くない…。美香は悪くないんだから!」
 「仕事中にメールをしてしまった罰ですね…。だからレイプされてしまったんですね…。」
 「喋らなくていいから!」
 美香は自分のボロボロの姿を見る。
 「レイプされた…。私、レイプされたんだ…。どうしよう、中に出された…。妊娠しちゃう!嫌…嫌っ…嫌ぁぁぁっっ!」
急に泣き叫び始めた美香。
 「美香!落ち着いて!美香!もう大丈夫だから!美香!美香!」
 「嫌ぁぁぁっっ!嫌ぁぁぁっっ!嫌ぁぁぁっっ!」
半狂乱して泣きわめく美香。涼子は心が痛んだ。自分の事以上に悲しくなった。
 「美香、ごめんね…、ごめんね…ごめんね…。」
涼子の声も何もかも、美香には届かなかった。暫く泣き喚いた後、ふと力尽き再び意識を失う。それから3日間、美香が目を覚ます事はなかった。
 「ゆ、許さない!!絶対許さない!!ぶっ殺してやる…!ぶっ殺してやるぅぅっっ!!」
現場にいた男性捜査員も萎縮してしまう程の、涼子の凄まじい怒声が廃墟に響き渡った。
 今まで涼子はレイプを軽く見ていたのかもしれない。痴漢やレイプをするようなチンケな犯人の捜査をするだなんて馬鹿らしく思っていたからだ。しかし大切な後輩婦警がレイプの被害に遭い、考え方が変わる。女を苦しめる卑劣な犯人がどうしても許せなかった。涼子は自分がどんな目に遭おうとも、卑劣で憎き犯人を必ず捕まえてやる、そう心に誓った。


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