婦人警官、レイプされる。-3
見えない相手を睨みつける静香。汚い手を使って性欲を満たそうとする暴漢が憎い。憎い…が怖い。武道の経験者としてすぐに相手の力は見切れる。相手が相当な力の持ち主である事は明らかだ。とても敵いそうもない力の差を感じた。正直体が竦んで動かない。そんな静香に再び武史が歩み寄る。
「こ、来ないで!来ないでよっ!」
周りにある道具を掴み投げつける。しかしもろともせずに、近づく武史。
「今から何されるか分かる?」
「し、知らないわよ!」
認めたくない。
「君はレイプされるんだよ、俺に…。フフフ」
「レイプ…」
その単語を聞いて恐怖を感じた。柔道の有段者としてそう簡単に力尽くで男に押し倒される事などなかった静香。まさか自分が手も足も出せそうもない相手が出てくるなどとは想像だにしていなかった。それ故レイプなどと言う物が自分に降りかかって来る事など想定外中の想定外であった。
「い、嫌よ!レイプなんて!!ふざけないでよ!何で私があんたなんかにレイプされなきゃならないのよ!」
「何となく…。へへへ」
「な、何となく…?ふざないでよ!!何となくでレイプされてたまるもんですか!!」
「レイプされる女なんて、みんな何となくヤラれるんだよ。君も同じさ、静香ちゃん。へへへ。」
「あんたなんかにちゃんづけで呼ばれたくないわよ!何で名前まで知ってるのよ!もしかして私に逮捕された痴漢の中の誰か!?逆恨み!?気持ち悪い奴!!」
気持ち悪い奴…、静香は言ってはいけない言葉を発してしまった。
「気持ち悪い…?」
「そうよ!気持ち悪い男!!」
「お前もあの女と同じだ。同じだよ!!」
それまで冷静だった武史の口調が変わる。暗闇で姿は良く見えないがオーラというのだろうか、覆面男の雰囲気が豹変した気配を感じた。そして次の瞬間、武史の手が静香に襲いかかる。
「メッチャクチャにレイプしてやる!!」
胸元を掴んだシャツを思い切り引きちぎる。
「きゃあ!!」
ビリッと言う音と共にボタンが弾け飛ぶ。
「おら!このクソ女っ!!」
力任せに静香の着衣を引き裂く。
「い、嫌っ!止めてっ!!」
「うるせぇ!犯してやるよ…。初めてか?レイプされんのは!?」
「離して!!」
無我夢中で武史を叩く。その中の一発が武史の顔にヒットした。一瞬動きが止まる武史。しかし暗闇の中、怒りに満ちた光を放つ目にギョロッと睨みつけられたのがはっきり分かった。
「痛てぇじゃねぇかよ、このクソ女!!」
武史は無理矢理静香を押し倒し馬乗りになる。
「ムカつく女だ!!」
思い切り静香の頬をひっぱたく。
「きゃっ!!」
あまりの衝撃で痛いのか痛くないのか分からない程だ。そんなビンタが容赦なく続く。
「おら!」
「きゃっ!!」
「きゃっ、じゃねぇんだよ!」
「い、痛い!!」
「気に食わねぇんだよ!生意気なクソ女!」
「や、止めて!!」
「ほら、痛いか!へへへ」
「い、痛いっっ!」
平手打ちする音が響き続ける。初めは怒りに満ちていた武史の顔はいつのまにか含み笑いを浮かべていた。言わば完璧な美人女刑事を平手で叩くのが興奮となり快感に思えてきたからだ。
(女を痛めつけるのって…最高だな…)
武史は必死で顔を手で守ろうとする静香を更に夢中で叩き続けた。今まで妄想のみで行っていた女への加虐の具体化に、いつの間にかギンギンに勃起していた。
ようやく平手打ちが終わったと思った矢先、次は右手で首を絞められた。
「うぅぅ…」
まさか自分が涙を流すとは思わなかった。涙が目に浮かんでいた静香にヘリウムガスの効果の消えた冷酷な声で言う武史。
「俺はセックスする気はないんだよ。レイプしたいだけだからねな。だからお前のオッパイ揉んだりオマンコいじったりして感じさせてやる気はさらさらない。」
静香に囁きながら首を絞め、片方の手でベルトを緩め下半身を脱ぐ。
「濡れてねぇオマンコにぶち込まれたら痛てぇだろうなぁ?でも知った事じゃない。俺が興奮すりゃいいだけだからな?」
「や、止めて…」
虫の鳴くような微かな声を絞り出す静香。
「もうビンビンだぜ。へへへ、あんだけ自信満々で気の強い女がレイプされたらどうなるのか、明日からお前を見るのが楽しみだよ。美山静香…?お前は今から俺にレイプされるんだ…。女刑事をレイプ…、へへへ」
「い、嫌…。止めて…止めて…、レイプなんて…嫌…」
そんな静香のパンストを引き裂き、パンティを掴み一気に押し下げる。
「きゃあ!!」
暗闇に目が慣れてきた。顔を腫らして涙を浮かべ、生意気な女が意気消沈して必死に嘆願する姿を見て体の奥からゾクゾクした武史だった。