投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

濡れた女達
【その他 官能小説】

濡れた女達の最初へ 濡れた女達 1 濡れた女達 3 濡れた女達の最後へ

第1章-2

テーブルの上に肘を乗せて、美紗子は考え事をしていた。

家のことや、色々忙しいこと・・・


そう言えば、暫く長い間、夫とセックスをしていないことに気が付いた。

寝るときに、セクシーなベビードールを着て迫っても、(今日は疲れているから)と
背中を向けて寝てしまい、素っ気がない、いつしたのか、さえ覚えていないのだ。

熟れ頃の美紗子の性欲は、そんな不満を一人オナニーで気を紛らわしていたが
それで満足するわけもなく、身体を持て余していた。

最近の女性週刊誌の記事もエロチックな内容が豊富であり、
不倫やセックスの特集等がオープンに掲載されている。

それを読みながら、自分をエロスな女達に重ね、乳房やクリトリスに触れ
声を殺しながら、逝くことを密かな楽しみにしていた。


ソファーに横たわり、女らしいフレアスカートの裾を広げて下半身を露出し、
レース模様の洒落たショーツを下げると、女の部分が剥き出しになる。

少し薄い恥毛を愛しく撫でながら、感じやすい処を刺戟する。
ゆっくりと指は割れ目を、女の花びらを、クリトリスを・・・
濡れ始めた膣周りを、羽が触れるように触り、

最後には、柔らかな乳房を揉み、再びクリトリスを指の先で丁寧に弄りながら果てる。
美紗子は、このやり方がお気に入りであり、好きなのだ。
頭の中では、好きな男を思い、優しく抱かれ、
又あるときには、荒々しく、そして優しく犯されたとき、思わず心で叫ぶのだ。

(あぁ、逝く!逝く・・こんな美紗子を犯して、誰か、狂わせて、お願い・・)


逝った後に、しばらくは放心状態になり、寂しさに頬を濡らすこともある。
そのまま白雪姫のように夢の中で眠るのだ。


こんな、自分を相手にしない夫がうとましくなる。
(熟女の私を相手にしないなんて、浮気しちゃうわよ・・)


本気ではないが、そんな想像で自分を慰めていた。
しかし、気を取り直し、素直に現実を見つめ直す美紗子である。

この家の新築のマンションでの生活は快適だった。
しかし、有り金を叩いて買ったマンションの為に、余り余裕がない。
ローンも長期ローンで、毎月の支払いが馬鹿にならない、
生活は楽とは言えなかった。

娘も、高校生になり、何かと金が掛かる。
一家の生活は楽ではなかったが、美紗子は何とかやり繰りして家庭を支えていた。

その美紗子は、パートをしながら生活費のたしにと、働いていたが、
心の中には色々と我慢をしていることがある。


独身時代は、男達にもてはやされ、誘われたりと楽しかったし、
そんな男友達と関係を持ったこともある。

しかし、遊びと結婚は違う。
堅実な達哉と結婚したのは間違いはないのだが、やはり物足りない。

独身の頃は、好きな服を買ってお洒落をしたり、旅行などを楽しんだ。


それも結婚する前の話である。




濡れた女達の最初へ 濡れた女達 1 濡れた女達 3 濡れた女達の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前