ご褒美2-6
「んん…ユウちゃん…握って…手を握って…」
(どうしたんだろ? 今まで手を握ってくれなんて言ったことなかったのに)
ユウは、訝しく思いながらも、シーツを掴んでいたアイの右手をとって、自分の手の方
へやさしく導くと、互いの指と指を交互に絡ませ、強く握り締めた。
「ユウちゃん…あたしの手…ずっと握っててね…」
(やっぱり、今日のアイ、何だかいつもと違うよな?)
中から溢れ出してくる愛液と唾液に塗れたグチョグチョのあそこに、じゅるじゅると音
を立てて吸い付き、舌で舐め回しながら細かく首を横に振ってブルブルと震わせる。ビラ
ビラを甘噛みしながら唇の裏の粘膜を滑らかに擦りつけ、舌先を尖らせてクリトリスを忙
しなく突っつき回した。
「ああっ、ユウちゃん、好き! ユウちゃん好き、大好き!!」
責めが激しくなればなるほど、アイの喘ぎ声も高く鋭くなっていく。ユウの名前を繰り
返し呼びながら、指を絡めて繋いだ手に強く力を込めてグッと握り返してきた。
アイが自分の方から好きだなんて言うのを、このとき初めて聞いたので、ユウは、吃驚
すると同時に、さっきからずっと感じていた違和感が何だったのか、やっとわかったよう
な気がした。
(そうか、オレも疲れてて辛かったけど、アイだって寂しかったんだな)
「あっ…あたしっ、もう!!」
ユウは、アイの太ももを両手で掴んで抱え込み、クリトリスに唇を強く押し当てて根元
から吸い上げると、そのまま舌先でグニュグニュと捏ね繰り回し、首とあごを使って唇と
舌を上下にスナップを利かして揺り動かしながら、もう、どろどろに蕩けてしまっている
あそこ全体をメチャクチャに掻き混ぜていった。
「もうイク、イッちゃうイッちゃう、うぁ、あああああ!!」