ご褒美2-5
「アイ、下、脱がすよ、いい?」
覚悟を決めたのか、これから始まる行為への期待の表れなのか、早く続きをして欲しい
のか、意外にも、アイは素直に頷いてユウの指示に従った。
アイは、シングルベッドの中央へ自分から仰向けに身体を倒し、パジャマのズボンと下
着を脱がせやすいように腰を浮かして、ユウが手間取らないように動かした。
「膝を持って脚を開いて…」
部屋の明かりはずっと点いたままだったので、ユウの指示通りに脚を開くとあそこが丸
見えになった。元々肌の色が白いアイのそこは鮮やかな桜色に染まって、文字通り花びら
が開いたように綺麗だった。
「じゃぁ、いくよ、アイ」
窺うような目でこちらを見て、こっくりと頷くアイの仕草に、ユウは普段とは少し違っ
た雰囲気を感じ取った。
(アイにも、こんなに可愛らしいところがあったんだな)
ユウは、あそこを覗き込むように見つめながら、ゆっくりと近づいていった。触れるか
触れないかギリギリのところまで顔を寄せて、フウっと息を吹きかける。アイが身体をヒ
クつかせた瞬間、鼻の頭をクリトリスにグリグリと押し付け、唾液を唇で擦り付けながら
あそこを掻き回した。
「あっ…そんな…んぁっ…」
ユウが繰り出した激しい責めに、いきなり快楽のスイッチをONにされ、アイは反射的
に腰を前の方に突き出した。あそこに、さらに強い刺激が加わっていく。
ユウの鼻の頭が、不規則なリズムでアイの敏感な部分を叩く。唇の粘膜と外側のビラビ
ラがねっとりと絡み合って、クチュクチュと湿った音を立てる。舌先が膣の入り口を円く
なぞって舐め回り、尿道口を細かく突っつく…。
「はぁ…いい…いいよぉ…ユウちゃん…」
ユウが思いつく限りのスウィートスポットを次々に責めていくと、アイは息も絶え絶え
になって上半身を大きく仰け反らせた。乱れるほどに喘ぎ声が大きくなって、ユウの興奮
の度合いも、それに連れて徐々に高まっていった。