君を称える言葉が見つからない-3
タイル張りの浴室に、白い湯気と石鹸の香りが充満している。
洗い場の椅子に腰掛け、サーフィを背後から抱きかかえた。白い泡をまとった柔らかな胸を後からすくい上げて揉みしだき、指で先端をいじる。
「あっ」
あがったのは小さな声だが、反響して大きく響き、ヘルマンを楽しませる。
「身体を洗いたかったのでしょう?」
からかいながら、泡を手に絡めてサーフィの肌のそこかしこに滑らせる。
「ん……んんっ……」
長い銀髪をまとめ上げているため、色気のあるうなじが目の前に差し出されている。
まだ泡のついていないそこを、ヌルリと舐めあげると、小さく身体をよじって逃げようとした。
「暴れると、滑って危ないですよ」
しっかりと後から抱きかかえ、耳朶を甘噛みしながら囁いた。
「っ……」
石鹸のぬめりを借りた手は、とじた太ももの間にもなんなく滑り込む。
熱くなっている秘所から湧き出ていた別のぬめりと泡を混ぜあわせ、クチュクチュ大きく音を響かせる。
「っ、やぁ、あ……っ」
本当にサーフィが嫌がる事なら、ヘルマンは決してしない。
首をよじってサーフィが後を向き、苦しそうな体勢でキスを強請る。
薄っすら開いた赤い瞳にはまぎれもなく情欲が踊っているから、手加減はしない。
唇を合わせながら、花弁をすりあげ、いっそう音を立てながら熱を煽る。
「っく、ん、んんんんっ!!!」
サーフィの腰がふるふる動きはじめる。
「あっ……ふ、ふぁっ……」
仰け反って喘いだ拍子に唇が外れ、艶やかな声が浴室いっぱいに広がる。
横抱きに抱えなおして、蕩けきっている内部に指を二本埋め込んだ。
内部のプクリと膨らんでいる部分を何度も刺激すると、堪えきれなくなったらしい。
ヘルマンの首に両腕がまわされ、泡だらけで生クリームたっぷりのケーキになってような身体がこすり付けられる。
「あ、あ、あ、ーーーっ!!」
きつく指をくわえ込んでいる部分から透明な愛液が噴出し、石鹸の泡と混ざり落ちる。
「はぁ……はぁっ……ん……」
「本当に君は、抱くたびに感じやすくなりますね」
「あ、あ……」
「僕としては、嬉しいかぎりですよ」
ひくつきながら潮を吐き出し終えたサーフィに湯をかけ、泡を洗い流して浴槽にそっとつける。
ヘルマンも手早く自分の身体を洗い、浴槽につかった。