第4章-13
有希子は小さな声を出し、顔を赤くしながら頷いた。
「よし、じゃあ出よう」
私は店に礼を言って有希子と外へ出た。
駅前でタクシーを拾って、
ホテルへ行くまでも私はバイブレーターのスイッチは入れたままである。
タクシーが来る前に私は有希子に言った。
「振動が気になるようだったら、ローターをまんこの中に入れなさい」
「あ、はい・・でも止めてくれないのですか?」
「何をかな?」
「この、私のあそこ・・です」
「駄目だ、まんこに入れろ」
「あん、はいい」
周りに人がいないのを確認してから有希子は腰を屈め、
ローターを中に押し込んだ。
心なしか、音が小さくなった気がする。
「あぁぁ、ご主人様、有希子、逝きそうです」
「逝って良いぞ」
「そんな・・」
やがてタクシーは来た。
後部座席で、有希子は私に肩をもたれている。
私には有希子が必死に耐えているのが分かる。
有希子は膣の中に入っているイブレーターの音が心配なのだろう。
相変わらず興奮に頬を染めている。
そんな有希子を見て、運転手が言った。
「お客さん、暑いですか、もっとクーラーを効かせましょうか?」
「お願いします」
私は有希子の代わりに言った。
彼女は眼を瞑り、相変わらず私に寄りかかっている。
車が走り出すと、有希子は私の手を握り、小刻みに身体を震わせた。
逝ったのだろう。
何回、逝ったのだろうか。
この女の顔は、
快楽の為に女のセクシャルなホルモンを出しながら、美しく輝いていた。
有希子は眼を瞑り、額に汗を掻きながら私の手をしっかり握っていた。
その顔は、この世の物とも思えないほど美しかった。
私の手は有希子の柔らかい乳房を触っていた。
ブラジャーの上からでも乳首が起っているのが分かる。
私は思っていた。
ホテルに着き、部屋に入ったら、この美しい新しい愛奴を心から慕う愛奴にさせよう。
こんなに良い女はそうざらにいるものでもない。
有希子は、私の良い愛奴になる素質を持っている。
私のその勘に狂いが無かったことは、後で証明されるのだ。