第十三章 代理性交-1
翌日から俺は仕事に出ていた。舞もしばらくの間は撮影もなく、俺が仕事から帰るのを待って3人で夕食を共にし、その後、寝室へ入る日々が続いていた。
睦子と顔を合わす機会は少なかったが、俺は一日に一度は機会を作って睦子の体に触れ、太ももの付け根に拘束具がしっかりと嵌められていることを確認していた。そして、確認するたびに、睦子が愛おしいと耳元で囁いた。
睦子と会話をする機会は少なくなっていた。朝の忙しい時間を除くと夕食の短い時間だけだった。しかし、その短い時間がたまらく楽しかった。一つ一つの言葉のやりとりで、睦子の心が揺れ、体を熱くするさまが手に取るように伝わってきた。その日も睦子の手料理に舌鼓を打ちながら3人の会話を楽しんでいた。
「賢治さん、如何かしら。今日のお料理は?」
「うーん。味付けが薄くない?それに脂も少なくて上品過ぎるよ!?」
舞が不満そうに口を挟む。
「舞には物足りないかもしれないわね? 賢治さんの好みに合わせて少し味付けを変えてみたの。」
「ああ、とても美味しい。睦子さんの手料理が待っているかと思うと、寄り道をする気にならないよ。急いで真直ぐに家に帰りたくなる。」
睦子の瞳を見詰めてやる。睦子の素直な喜びの表情の中に、僅かなとまどいが入り混じっている。
「毎夜、睦子さんに迎えられるのが楽しみだよ。結婚して良かったとつくづく思うよ。」
「そ、そんな・・・」
「やあん、けんじったら!それじゃあ、ママと結婚したみたいじゃない!」
思わせぶりな言葉一つで、睦子が戸惑い、舞が口を尖らせる。そんな会話が面白くてたまらない。
「何を言っているんだ。舞も睦子さんのように魅力的な料理を作れるようになるんだろ?」
「で、でも・・・」
「それだけじゃない。睦子さんの女性としての魅力は、モデルとして見習うべきじゃないのか?睦子さんの女性らしい身のこなしは誰でもあこがれるものだし、睦子さんの艶のある瞳で見詰められたらどんな男性でも心を奪われるぞ。」
「やあん。けんじったら誉めすぎ! ママに心を奪われているみたいな言い方しないで・・・」
睦子は戸惑いながらも、頬を赤く染め、瞳を潤ませて話を聞いている。
「ああ、分かっている。舞の参考になればと話しただけだ。一番愛しているのは舞だよ。食事を終えたらたっぷりと愛してやるから、さあ、シャワーを浴びておいで。」
「ああん、約束よ!」
性行為を表す露骨な言い方に睦子がはずかしそうに俯いた。舞はくったくのない笑顔を浮べるとシャワールームへと消えていった。睦子は席を立ちキッチンで洗い物を始めた。
俺はキッチンに向かう睦子の後姿を眺めていた。睦子の後姿は、スレンダーな舞とは違い、ムッチリとした女の色香を漂わせていた。
食事を終えた俺はキッチンへと向かい、後ろから睦子を抱き締めた、シャワーの水音が聞こえ始めていた、
「んああ!あなた!」
突然の抱擁に睦子が体をくねらせる。俺は睦子を後ろから抱き締めたまま、右手をスカートの中に滑り込ませ、太ももの付け根に締めこまれた拘束具を確認した。
「俺の所有物である印を外さずにいたんだな?」
「何度も外そうと思ったけど・・・外せなかった・・・」
俺は拘束具をなぞりながら、睦子の太ももの間へと手を差し入れた。睦子は抵抗することなく、俺の手の動きに合わせて体の力を抜き股間を僅かに開いた。俺は睦子の太ももの付け根をなぞり、クロッチの淵に隙間を見つけると、その間から、睦子の花弁へと指を差し入れた。
くちゅう! 卑猥な音が鳴り響く。そこは、驚くほどにドロドロに溶けていた。