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もうひとつの心臓
【大人 恋愛小説】

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14 志保-1

 明良が安心してくれるならいい。そう思ってバーベキューに誘った。
 誘った時点でもう、明良は安心しているだろう。
 私がいくら鈴宮君と仲良く喋ろうが何だろうが、そこに「彼氏」として明良がいれば、明良は満足だろう。

 そんな風に簡単に考えていた。後々この考えは間違えだったと気づかされた。


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