第3話-9
後輩 「ざっと、ここまでが1回戦です」
先輩 「内田さんが……あの内田さんが……こんな奴と……って、えっ?」
後輩 「ですから、1回戦終了です」
先輩 「1回戦って、お前、内田さんと何回やったんだよ」
後輩 「え〜と、5回っす」
先輩 「はあ〜?5回〜〜!」
後輩 「はい。正確に言うと、あの日はお泊りしたんで、立て続けに3回やって、朝に2回やりました」
先輩 「5回も……内田さんが、こいつと5回もするなんて……あぁ、内田さん、何で……?」
後輩 「いや〜、俺も結構いろんな女とやってますけど、一晩に5回は新記録っす。内田さんって、一度火がついちゃうと止まらないみたいっすね」
先輩 「クソ〜〜、何で、何で、こいつなんだよ……」
後輩 「もう、最後の一滴まで搾り取られたって感じで、セックスはしばらくいいや〜って感じっす」
先輩 「俺の誘いは、いつも断るくせに……あぁ、内田さ〜ん……」
後輩 「って、先輩、話聞いてます?先輩って」
先輩 「うるせっ!何だよ、話って」
後輩 「もう、先輩、今日は飲みすぎですよー」
先輩 「うるせっ!飲まずにいられるかっ!グビ、グビ……ヒック!」
後輩 「元気出して下さいよ。先輩にもきっと、いいことがありますって」
先輩 「何で、内田さんとやりまくったお前に慰められなきゃならいんだよ。放っとけ!グビ、グビ……ヒック!あぁ〜、内田さ〜ん……」
後輩 「先輩、もう、それくらいにしておいた方がいいですよ〜」
先輩 「うるせっ!グビ、グビ……ヒック!あぁ〜、内田さ〜ん、内田さ〜〜ん……」
後輩 「あ〜あ、とうとう潰れちゃったよ。先輩!先輩って!!もう、帰りましょ」
先輩 「あぁ〜〜……内田さ〜〜ん……むにゃむにゃ……」
後輩 「もう〜、世話の焼ける先輩だな〜」
後輩 「しかし、ホント単純な人だよなぁ〜。ぜ〜んぶ、作り話だっていうのに」
後輩 「それにしても、今日は、すげぇ〜面白かった。早速、ウッチーに報告しよーっと!」
【完】