ご褒美-2
「何よっ、もぉ! そんなにアタシとするのが面倒くさいわけ?」
振り上げた両手を寝床に叩き付けて、アイは悔しがった。
(どんだけご無沙汰だと思ってんのよ? ったく! もぉ、アッタマ来た! 今日という
今日は、こっちも容赦しないんだからね、覚悟しなさい!!)
ユウが被っていた掛け布を、アイは、足下から思いっきり捲り上げた。不意を突かれた
ユウが踠いて仰向けになった瞬間を逃さず、寝間着のズボンのゴムを掴んで下着ごと一気
にずり下げると、ユウのPを左手で掴んだ。
「イッちゃったら負けだからね!」
勝手に試合開始とルールを宣告し、アイは、腰から上に掛け布を被ったままのユウの股
の間に身体を入れて、攻撃態勢を調えた。
「アタシの持ち時間は10分ね。じゃ、いくよ、ユウちゃん」
「…あ…ちょ…何すんだよ…」
「アタシが負けたら、何でも言うこと聞いてあげるからさ」
「…何でもって…あ…」
「いっただっきま〜っす!」
被っていた掛け布を払いのけ、身体を起こしかけたユウを両手で制して、アイは、まだ
親指2本分くらいしかないユウのPを掴み直し、勢いよく咥え込んだ。