第2話-3
先輩 「お前が俺のために、そこまで正直になっていたなんて。俺が間違ってた」
後輩 「はい?」
先輩 「おいっ!グラスを持て」
後輩 「先輩、どうしたんすか?」
先輩 「ほら、いいから」
後輩 「はぁ」
先輩 「杉浦、俺は腹を括るよ」
後輩 「あ、最近出てきたっていう、そのお腹っすか?」
先輩 「うるせっ!」
後輩 「すんません」
先輩 「男と男の誓いだ」
後輩 「はい?」
先輩 「俺は、お前を疑ってた。でも、それは間違いだと今気づいた。スマン!」
後輩 「はぁ……」
先輩 「俺は今から考えを改める。だからよ、お前も俺に誓え」
後輩 「誓うって、何をっすか?」
先輩 「俺はお前を信じる。だから、お前も全てを正直に話せ」
後輩 「はあ〜」
先輩 「いいな」
後輩 「はぁ、でも、俺は最初から正直に話してますけど」
先輩 「いいから。俺はお前を信じると誓う。ほらっ!」
後輩 「はい?」
先輩 「はい?じゃねえよ。お前も、正直に全てを話すと誓え」
後輩 「はあ〜。じゃあ、えーと、正直に全てを話すことを誓います」
先輩 「よし!男と男の誓いだぞ。グビグビ……プハ〜〜。すみませーん!お代わり〜」