玩具-9
異物感と落下が気になり歩幅はみじかく、そして内股で隼人の腕にしがみついて歩行する友美。顔は赤く染まり俯き気味だ。
「どんな感じ?」
「普通に歩けないよ…。」
「普通にしないと怪しまれるよ?」
「そんな事いったって…。」
「何かオシッコ漏らしそうな感じだよ??」
「もう…、人事だと思って。」
「フフフ。でもバイブつっこんでるって、分かる人には分かるから注意しないとな?」
「バレたくないよ…。」
バイブを入れたまま歩いているなんて絶対バレたくない。そして2人はようやくスーパーの中に入る。中は沢山の買い物客がいる。なんとか姿勢を正し歩く友美。
(ちょっと慣れてきたかも。)
歩いているうちに異物感に少し慣れてきた。だいぶ普通に歩けるようになる。しかしそんな友美の様子を観察し、逃す訳がない。すぐさま試練を与える
「あっ…!」
腰が折れる友美。いきなりバイブが動き出したからだ。出てしまった声に何人かが振り向く。友美は兄の腕に顔をピタリと当てて誤魔化す。
「お兄ちゃん、ヤバいよ…。んんん、歩けない。」
ブルブルと動くバイブに足が止まる。
「これはな、友美を辱めて楽しむプレイなんだよ。俺は友美が、バイフを突っ込んでるのがバレて恥辱に満ちた友美を見ようとしてるんだ。だから頑張らないと俺をどこまでも喜ばす事になっちゃうぞ?それにあの奥さんや、あの子供にまで変態だと思われて好奇な視線をあびなきゃならないんだよ?だから頑張って歩かないとな?」
「んんん…。」
変な汗がでてきた。どんなに頑張っても
友美の顔がマゾ顔から変わる事はなかった。