玩具-11
エロ本の前には人はいなかったがその付近には立ち読みしている男性客が何人かいた。エロ本の前に立つモデル並みのいい女をチラチラ見ていた。
(は、恥ずかしいよ…。)
いかがわしい本の前にいるだけで恥ずかしい。そんな友美を恥辱すべく、隼人は、目の前にある本を手にする。
(OL倶楽部…。)
隼人が手にした本のタイトルを見た。本をみながら話しかけてくる隼人。
「仕事でムレたスカートの中は淫匂がいっばい、だって。友美も今、ムレムレか?」
「えっ…?う、うん…、少し…。」
「そっかぁ。友美もこのOLみたいに隙を見て仕事中にトイレでオナニーしたりするのか?」
「え…、た、たまに…。」
「マジ?お前もエロいなぁ?我慢できないんだ?」
「う、うん、我慢出来ない時も、あるよ…?」
「イクまでオナるの?」
「そこまではしないよ…。声でないくらいに気持ちいいとこを撫でるぐらいで…。」
「気持ちいいとこって?」
「乳首や…、お、おま…、オマンコ…とか…。」
周りの客が一斉に友美を見る。
(こんな子が周りの目も気にせずエロ本の前でオマンコ…って言うのかよ!?見かけによらず変態女なんだな!!)
みんなにそう言われているような気がして恥ずかしい。
「そう言えば友美、この間、バイブ買ったよな?アレ、使ってんの?」
「えっ?あ、うん…。夜、寝る前に毎日使ってるよ?」
「会社では?」
「たまに…。」
「お前、会社で仕事中にバイブでオナニーしてんのかよ!相当エロいなぁ!このエロ本の中の女みてぇ!」
(やぁん!お兄ちゃん、そんなおっきな声で話さないで〜!)
穴があったら入りたいくらいに恥ずかしくなった。