始めに-1
この度は、「先輩と後輩」を開いていただき、ありがとうございます。
このお話は、とある会社の営業部主任の先輩(岡野良男 33歳 独身)と後輩(杉浦圭介 22歳 今年入社したばかりの新人 もちろん独身)との飲み屋での会話だけで進行していきます。
会話の中心は、二人と同じ会社の企画部主任の内田笙子さん(33歳 既婚)です。
内田さんはとても優秀で、周囲からの信頼はとても厚いです。かといってお高くとまるわけでもなく、誰にも優しいので、皆からとても好かれています。見た目も清楚貞淑な女性で、当然、男性社員からの人気も高いです。
先輩と内田さんは同期で、入社以来、先輩は内田さんに密かに思いを寄せ続けていました。少し前に内田さんは結婚してしまいましたが、先輩の思いは変わらないようです。
このお話では、そんな先輩がたまたま飲みに誘った後輩から内田さんの予想もしない一面を知らされることになります。それは、一体どういうものなのでしょう?そのあたりを、ぜひお楽しみいただければと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、最後にもう一つだけ。
このお話では、男二人の名前にはあまり意味はありませんので(特にこのお話の主人公であろう「先輩」の名前は一度も出てきません)、「先輩」と「後輩」という呼称で進行することをご了承下さい。
それでは、お待たせしました。
「先輩と後輩」の始まり、始まり〜〜