・・・8月-8
「やめ・・て。おねがいぃ」
ほかの女性を好きだと堂々と言っている達也に触られて
感じている自分自身に嫌気が差す。
それなのに、心のどこかで触ってほしいと思ってる。
もっと・・・って思ってる。
恥ずかしくないの!
自分自身に呆れて思うけど
あたしの中の「オンナの部分」が
達也を求めてる・・・
これ以上、自分自身を嫌いにさせないで。
自分の気持ちすら整理がつかない環境の中で
達也の手が次々とあたしを翻弄する。