第2章-5
若い男達の性欲はそれだけで終わらなかった。
始めに幸を犯した男の精力は再び、目覚めたようだった。
「さっき逝ったのに、お前らがはめてるのを見て、俺・・またしたくなってきた」
「じゃあ、やれよ、ゆうじ・・おれも次だ」
「よしきたっ!」
若い破壊者達の性欲は衰えを知らないようである。
今度は、フラフラになっている幸を四つん這いにさせ、
皆で後ろから犯そうとする算段らしい。
「おい、おばさん、四つん這いになれよ」
非情な若者達に犯されている幸は、死んでいるようだった。
膣を犯され、突き上げられ朦朧として、声を出す気力もない。
無理矢理にトイレの床に手を付けさせられ、ズボンとパンツは足元まで降ろされ、
まるで豚のような尻を出していた。
ゆうじと言われた若者は、幸の家畜のような姿勢からペニスを突き刺した。
精液で溢れていた膣に再び、太いペニスが入り込んでいた。
「アゥゥ・・」
口を半開きにした幸の中に、もう一人の若者のペニスが入り込む。
「おばさん、もっと口を開けろよ」
朦朧としている幸は鼻を摘まれ思わず、苦しくなり口を開けた。
(あぁ・・)
それを見ながらタイミング良く、ペニスが彼女の口の中に入ってきた。
ヌルヌルと精液で濡れたペニスに思わず、幸はむせ返る。
(あうっ!く・・苦しい・・・)
そう思った瞬間、幸の喉の中に精液がほとばしる。
口の中にも大量の精液を放射された幸の顔を見て、若者達は満足したようである。
こうして、幸は三人の非道な男達に膣と口を犯され、開放された。
やっと男達から解放された幸は、トイレの床に崩れ落ちた。
そして泣いた、涙が後から溢れて止まらなかった。
口と、膣の周りにこびりついた、男達の精液を拭き取りながら幸は悲しかった。
そのまま幸は女性トイレで泣くだけ泣いた。
騒ぎを感じ取った踊り子の一人りが駆け寄った。
「ど、どうしたの、幸さん、その格好・・」
その時、幸は身繕いは終えていたが、その幸の憔悴しきった顔を見て
踊り子が声を掛けたが、幸は黙って頭を下げた。
幸は私服に着替え、時間になり劇場を止めた。
支配人は驚いたが幸は何も言わなかった。
男達に犯されたことを訴えることは出来た、
しかし彼女はそれをしなかった。
出来なかった。
そのことを言えば隠していたストリップ劇場で働いていたことがバレるし、
決してそのことを子供には知られたくなかったからである。
重い身体を引きずり、家路を急ぐ幸の心は重かった。
泣きたかった。
しかし、気丈な彼女はもうそのときには泣いていなかった。
(また、明日からまた新しい仕事場を探せばいい)
そうしなければ、家族で生きていけないからである。