第2章-3
そう言いながら、芳之輔は着ていたバスローブをはだけ、
下半身を剥き出した。
久し振りに彼はペニスが固くなっていた。
そんなことは珍しい、何年ぶりになるだろうか。
若くはない妻とのセックスなど、ずっと昔になる。
たまに彼は浮気をすることがある。
それは銀座のホステスや贔屓にしている料亭の女将だったりした。
しかし、そんな中でも彼を興奮させ、
心から高ぶらせるほどの女は居なかった。
このエリカ以外には。
「しゃぶってくれ、エリカ」
「はい・・・あぁ、凄いです、秋場様」
「水くさいぞ、パパとでも呼んでくれ」
「あん、パパ・・」
エリカは芳之輔の足元に跪き、
彼の勃起し始めたペニスを口の中に咥えた。
そして、舌の先で彼の亀頭の先を優しくチョロチョロと舐め始めた。
「おぉ、エリカ・・そこだ、もっと吸い上げてくれ」
「はいっ!パパ」
エリカも興奮していた。
やがてソファに仰向けに寝ころんだ芳之輔の上にエリカは跨り、結合した。
「おぉ、エリカ、深いぞ、深い、もっと腰を動かしてくれ」
「あん、パパ、エリカも気持ちが良いです、ねえ・・パパ」
結合し腰を揺らしながらエリカは甘えた声で言う。
これも彼女の作戦なのだろうか・・
「おう、何かな、エリカ、あ、気持ちが良い、ほんとうにお前は良い女だ」
「パパ、エリカねえ、ワンルーム・マンションが欲しいな」
ピチピチとした若い肉体を結合させながら、
エリカはどん欲に強請ることを忘れなかった。
「あぁ、マンションだな、良いさ・・買ってやろう」
「あん、嬉しい」
そう言いながら、
エリカは女性上位で結合しながらゆっくりと身体を動かした。
その微妙な動きが芳之輔のペニスに伝わり、
彼は感極まってエリカの大きな乳房を掴みながら、膣の中に思い切り射精し、果てた。
彼が女の中で果てたのは何年ぶりだろうか。
エリカも芳之輔に、膣を下から突き上げられ、同時に果てた。
二人は暫く抱き合いながら、淡く揺れる中で夢うつつだった。