女子高生-2
入学式が終わると半日で帰りになった。早速バスケ部に入部届を出しに行くと、朝、隼人に話しかけてきた女子の顔がたくさんいた。友美の事を若干構えながら見ているのが分かる。
入学届の名前を見てその女子達がザワザワとした。
「滝川友美さん…、あ、あなたがあの滝川さん!?そっかぁ、隼人君の妹かぁ!」
「は、はい…。」
中学女子バスケの間では有名だった。それと共に隼人の妹と知り、女子達の表情が一気に晴れたような気がした。
(妹だと知ってライバルじゃないからって安心した顔ね。残念だけど私が一番のライバルなんですからねっっ!誰にも渡さないもん。)
笑顔の奥の闘志は半端ではなかった。
男子バスケ部で入部する生徒に対応している兄を見て、余計にその気持ちは強くなる。
そしてやっと帰りの時間が来る。2人仲良く帰る兄妹。
「お兄ちゃん、どっかでご飯食べてく?」
「いや、帰ろう。」
「うん。」
隼人がどんな気持ちかすぐに分かった。今すぐにでもヤリたい顔をしていた。
(友美の制服姿、たまんねぇよ…。そのままの姿で早くセックスしてぇよ…!!)
もう我慢できないくらいだった。
「お兄ちゃん、そんなに私としたいの?」
「え?あ、ああ。ヤリたいよ。」
「んふっ。」
笑った友美。あれだけ寄ってくる女子よりも自分を選んでくれた事が相当嬉しかった。高校生になった自分を早く抱いて貰いたくてしょうがなかった友美だった。