とうとう迎えた瞬間-3
他の兄妹にはない特異な関係は、キスをした事によりますます深いものとなる。そんな日々を重ねる中、とうとう次のステップへと上がる出来事が起きる。
「オチンチンて、不思議だよね。堅くなったり柔らかくなったり。」
そう言いながら握りしめ上下に動かす友美。何故上下に動かしているか理由はなかった。ただ自然とそういう風に扱っていた。
「…(何だろう、この気分…)」
自分の体に違和感を感じ始めた。
「どうかした?お兄ちゃん?」
「ん?あ、あの…なんか変な感じなんだよね。チンチンあたりがモヤモヤするっていうか。」
「モヤモヤするの?何で?」
「分かんない。」
しかしその一分後、その理由が分かる事になるのであった。そして…。
「ああ、なんか…なんだ!?あ、あ、ああっ…!!」
「えっ?…きゃっ!!」
友美の手に白い液体がべっとりと付着する。
「えっ?えっ?膿??オチンチンから膿が出た!?」
生温かく嫌な感触で気持ち悪い。
「な、何が出たんだ!?俺のチンポから。」
「な、なんか温かくて、ヌルヌルして…カビ臭い白いのが出た…。」
汚い物を触ってしまったような気分だ。
「な、何だよこれ!?この白いの、何だろ??」
「何だろ…。」
2人して驚く。
「オチンチン、痛いの??」
「痛くないよ。でも、今それが出た瞬間、超気持ち良かった…。」
「気持ち良かったの??」
「うん。何か、こんな気持ち良さ、初めて…みたいな。」
「そ、そんなに?」
とうとう兄妹は精子に出会ってしまった。そしてこれが隼人の体が精通した日になった。