幼き日の記憶-1
「おにぃちゃん、それ、わたしにはないよ〜?」
ある日の夕方、母の香織は仕事に行っている。父親はいない。昨年事故で亡くなったからだ。小学2年の兄、隼人は1歳年下の妹、友美といつも一緒に登校し、そして下校する。家に帰ってから香織が帰ってくるまでいつも2人で遊んですごしている。
特に気にもせずにそういう事になった。帰宅し、ズボンを履き替えようとして間違ってパンツまで脱げてしまっただけだった。股間にぶらさがるオチンチンを見て友美が言った言葉だった。
「おんなってチンチンついてないのにどうやってオシッコするの?」
「わかんないよ〜。おにぃちゃん、みてみてよ〜。」
スカートとパンツを脱ぐ友美。隼人にこかんを広げて見せる。
「おんなって、ほんとうにチンチンないんだね。なんかへんなの〜。なにそのわれめ。」
「わかんないよ〜。でもここに、なんかぽちっとしてるのがあるんだよ?」
割れ目を開く。
「わっ!われめからなにかでてきた!な、なにこれ?これがチンチンなの?ちっちぇ〜。」
隼人は突起物を指で触ってみた。
「んんっ!!な、なんか…くすぐったいよぅ…。」
「くすぐったいの??」
「う、うん…。おしっこでちゃいそう。」
「ちょうどいいや。おしっこでるとこみせてよ。」
「や、やだよおにぃちゃん!やだっ!でちゃう!でちゃう!」
「わっ!」
友美はお漏らししてしまう。その様子をじっくり見る隼人。
「へんなの〜。このポチッてしてるの、ちんちんじゃないよ。おしっこここからでてないもん。なんかわれめのなかからでてきてるよ?」
「おにぃちゃん…ママがかえってきちゃうよぉ!ふかなきゃ…」
「そうだね。おれがふくよ。」
「ごめんね、おにぃちゃん。ママにはおもらししたことないしょにしてね?」
「うん。いわないよ。おれたちだけのひみつだぞ?」
「うん。」
友美がそんな記憶を思い出したのは、兄妹がタブーな肉体の契りを今、交わそうとしている、まさにその瞬間だった。
多大なる愛情を抱きあう、誰よりも強い絆で結ばれているタブーな兄妹の未来が、今始まる。