第一章-9
「では快王さんの次は、私の愛奴を紹介しましょう、
この愛奴の名前はゆり子と言います」
そう言って彼は愛奴を紹介し始めた。
M女はポッチャリとした肉感的な女だった。
「実は、この女は私の前の妻だったんですよ」
「ええ!?」と皆が驚きの声を上げた。
そんな皆の驚いた顔を見ながら、彼は満足した顔をしている。
「驚いたでしょう、実はゆり子とは四年くらいの結婚生活だったんですが、
ゆり子は結婚する前はM女だったのです。
まあ軽いMですがね、
そのゆり子と知り合い、新婚初夜から縛り上げて、犯すような格好になりまして、
帰ってからもそんな感じの新婚生活でした、
その内に、私のハードな調教に耐えきれず、逃げ出すように別れたんですよ、
大分前ですが」
「ほう、それでも戻ったんですよね?」
私は思わず縄楽に聞いた。
「ええ乱遊さん、
でもね、昔一度憶えたM女の喜びは忘れることが出来ないのでしょう、
或る日、私の携帯に電話がありましてね、ゆり子から又逢いたいって・・」
「なるほど、それで復活したんですね、今の奥さんはどうなります?」
「そこ、それなんですよ、
勿論今の妻には内緒です、私はゆり子に聞いたんです」
「なんて聞きました?」
「私の調教が厭で別れたのに、どうしてなんだ?とね」
「ふんふん・・」
「ご主人様が好きです、
別れてから気が付きました、
やはりあの調教が忘れられないと、それで又調教して欲しいと言うのです、
それでお前は今度は耐えられるのか?と聞きましたが、
ゆり子は・・あれから何人の男の人と出逢い、
そういう経験をしたのですが、やはり私でなければ、物足りないと言うんです、
そうだよな、ゆり子」
「あぁ、はい・・ご主人様、一度身体が憶えたあの快楽は忘れられません、
あれから私も変わりましたし、
今はご主人様のM奴隷の一人でも良いのです」
「なるほど、因果な関係ですね、縄楽さん、ゆり子さん、
ところで今の奥さんは?」
「はい、皮肉なことに妻はノーマルなんですよ、あはは・・」
縄楽は愉快そうに笑いながら、ゆり子の服を剥ぎ取った。
すると驚いたことに、やはり下着は身につけておらずに、
股間には股縄がしてあり、彼女の白く肉付きのよい身体に食い込んでいた。
彼はその縄に手を掛けて上に持ち上げ、左右に動かした、
するとゆり子は爪先立ち顔をしかめる。