妻のいいぶん-3
フローリングに浮かぶ畳の密室に絡み合う吐息が熱く感じられた。
下着の上からあてがわれた唇がくすぐったくてもどかしい。
熱くなってきた突起を確実に捕らてつつくのだった。
シャツを脱がされてスカートに手をかけられてしまえば無抵抗な魚でいる事はこの世で何の意味も持たない。
身を捩っては男の作業をそれとなく手伝い、これではつまらないとばかりに脚を自分から大きく開いてみせる私がいる。
お願い…もっと芯から私の焔を揺らしてみせて
剥き出しにされた軟らかな部分に舌が絡みついて、中心に入り込む指の動きが体の中に渦巻いた赤黒い淀みを外へ掻き出そうとしている。
あ…イヤだこの人ったら…
お尻の穴が好きなんだ…
あっダメよそこは、くちゅくちゅしちゃって…
恥ずかしい…ちょっと…
もう、ちょっとだけよ
しばらくは好きにさせておいたが、私はお尻攻撃から逃れるように体を翻すと男のトランクスに手をかけて尖った先端に舌を巻きつけた。
先端だけを覗かせて貪りつき、手探りで茎を握れば結構高級品だった。
程好い太さの先に丸く大きな笠が開いている。
長さは普通の部類だったけど、これほど形のいいモノはそうお目にかかれない。
「ふぅ…ふぅ…」
男は静かに掠れた呻きを漏らした。
茎をしごきながら先端を咥え込めば口いっぱいで動きづらい…
こうしたちょっとマニアックな性癖の人はこんな事を好んだりするものだ。
タマタマをにぎにぎしながら先端の割れ目を開き、その内部を舌先で弄んであげる。
背中の仰け反らして小刻みな反応を表しながらも下手に摘まんだ乳首を痛いほどきゅっと圧しつぶした。
「んっ…んっ…」
「は…ぁ…」
これほど大きな笠を口に含んでいたらたまらないからこっちの方が楽なのだ。
溢れた汁が内腿をつたってすぅっ…と落ちる。
あぁ、欲しい…
これが欲しいの…
男の体を一本の樹のようによじ登り、乳首に舌を這わせるとそのまま崩れるように誘い込んだ。
両手で乳房を握り、舌はおへその下を這いずる。
湿った茂みを掻き分けて、舌が熱い突起を揺さぶるの…
「あ…ダメ…きてぇ…」
太股を持ち上げられた時には頭の中はすでにあの太い先端を呑み込むイメージを疾らせていた。
あっ、ダメったら…
またお尻を苛めるぅ…
茎を握って自分から欲情にたわむ孔の中にいざなう。