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妻のいいぶん
【若奥さん 官能小説】

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妻のいいぶん-2

「あ…もう、お気遣いなく…」

もう片方の靴下をたくし寄せて剥がせば、裸足の右足は私の膝の上に残る。
その指先が前屈みの乳房にもう一度絡みついた。

「パジャマは着ない人なんですか?
じゃあ、何か他に足りない事はないですか?」

営業マンというのはこんな柄の下着を好むのだろうか?
夫と同じような紺を下地にしたモネの絵画のような柄のトランクスを付けていた。
微かに触れた足の指が乳房に密着し、自然な圧迫をかけてくる。

装いは平静でも男は正直で股間は膨れて盛り上がる。

「あの…もう少しいてくれませんか?」

「はい?」

「いや、その…南さんが本当に羨ましいです。」

「まだ…奥様はいないのかしら?」

「お恥ずかしいですがまだ…
つまり、こんな風なやりとりなんてなくて…」

「あら、夫はどこでもだらしないものよ。そうでしょ?」

私はふふっ…と笑ってみせる。
そして、身体の上にだらりと乗せた手の甲に軽く二回手を重ね合わせてはたいた。

「あっ…イヤ…」

その手を取られて布団の上に引き込まれる。
押さえ込まれて唇を塞がれた。

抵抗したって始まらない。
物音をたてるとさらに面倒な事態をも引き起こしかねない。

私が声をたてないのを確認すると唇は離れて、首筋へと移行する。
押さえつけられた力は緩み首筋についた囁きが漏れだした。

「許してください…どうか一度だけの弾みと思って…」

私は無言で横を向く、伸びた状態の体の上に唇の柔らかな感触が這い回り手のひらは乳房を掴んで揉み上げている。

微動だにしない私。
太股の横に硬いものがあたり、やがてその中心を割って入り込む手の下で盛り上がった丘の裾は湿り気を帯びているのが分かる。

たくしあげられたシャツの下にこぼれ落ちた乳房、手の内で揉まれながら乳首を舌がくにくにと震わせて吸う。
指は下着の端から中に忍び込んでぐっしょりと濡れた裂け目を蠢きまわると自然に腰が上がってしまい…はぁとため息ばかりがついてでる。


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