無防備-10
「だめっ、だ、だめ」
彼女はうわごとのようにダメ、と繰り返していたが、指が目的の所にたどり着くと急に反応が変わった。
ニチュッ
「んぁぁっ!!」
「あれ?ここ、どうしたのかな?」
わざとらしい質問を投げかけながら、指でGスポットを刺激する。
ニチャッジュポッ
「うぁっ、あぁうっ」
彼女の膣がキュウキュウと指を締めつける。
プシューッ
突然、ドアの開く音に気付いてハッとした。
もう、最後の駅だ。
急に我に返った俺は、ニュルッと指を抜いて焦って逃げた。
チラリと後ろを振り向くと、彼女が物欲しそうな顔をしていたような…そんな気がした。
手にはまだ感触が、残っている。