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共犯ゲームU
【SF 官能小説】

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ブレンドX-3

 全部言わないうちに、イズミさんは先っちょをちろりと舌先で舐めた。そして顔を上げて言った。
「うーん、ちょっと微かにしょっぱいようなヌルッとした感じですね。でも殆ど味も香りもない。これは射精とは違うんですよね」
「はい。露払いみたいな……一種の前触れですね。あまりこっちを見ないで下さい。恥ずかしいですから」
「じゃあ……」
 イズミさんは唇を舐めてからすぼめるとゆっくり僕の亀頭を滑らすように包んだ。
そして唇で亀頭の根本を暖かく包んだ。
彼女の鼻息が露出している竿のほうにかかる。
彼女の口の中に唾液が湧いて来てそれを飲み込んで喉がごくんと鳴った。
イズミさんはそうしたままじっとしていた。
いったい何をしたいんだろうと思ったが、きっと本で読んだことを思い出しているのだと思った。
そしてイズミさんは変わったことを始めた。
唇だけでカリ首のところを絞めたり緩めたりし始めたのだ。
きっと膣が男性器を締め付けるのをイメージしているのだろうか。
そしてそれをやめると唇を強くすぼめたまま舌の先を折り曲げて亀頭の先を押し付けた。
1秒くらい押し付けると緩め、また押し付けると緩めた。
きっと男性器が膣の奥を押し付けている感覚を再現してくれている積りなのだろうか?でも僕はフェラチオされること自体が初めてのことなので、とてもぞくぞくした。
イズミさんは僕の顔を見上げた。
僕のファロスを口に入れたまま見上げたのでなにか胸の奥を突き刺されたような衝撃と興奮を感じた。
何か言ったけれど口が塞がったままなので聞き取れない。すると、口から外して言った。
「感想はありませんか?何も感じませんか?」
「えっ……ええ、唇で絞めたり舌で押したり、すごく良い気持です」
「たとえば、どんな風にですか」
「そうですね、女性器に挿入したら、きっとこういう風なのかなとか感じました」
「では、カオルさんは童貞なんですか?」
「はい。プロの女性のお世話になるお金もありませんし」
「それでは一緒に経験しませんか? 私もまだ処女なんです」
 そう言った後、再び僕の亀頭を咥えた彼女は舌先を素早く動かして亀頭の先を舐めた。これはちょっと僕には強過ぎた。
「あっ、強すぎます。オシッコが漏れてしまいそうです」
「じゃあ、やめますね。今日は私も初めてなのでこのくらいにします」
 そういうと、イズミさんは先っちょだけのフェラチオをやめて、立ち上がるとバッグからハンカチを出すと長椅子の上に広げた。
そして、スカートを脱ぐときれいに畳んでテーブルの隅に置き、下半身裸のままハンカチの上にお尻を乗せて、長椅子の上に仰向けに寝た。
僕はむき出しのファロスのまま立っていた。
イズミさんはそういう僕を見て顔だけ起こすと哀願するように頭を下げた。
そういう姿勢なので下げたようには見えないが……。
「お願いします。今度は私のを……クリニングスして下さい。あっ、もしかしてそれもお嫌ですか?」
「いえ、そんなことはありません。したいです。してもいいんですか? ちょっと膝を立てて頂けますか」
 僕は膝を立ててもらうとそれを開いたが秘部の位置が低いので、クッションを腰の下に入れてその上にハンカチを敷き腰を乗せてもらった。
そして再び膝を開いてもらって丁度肘掛のない長いすだったので僕は椅子の外に膝立ちし上半身を前に倒して顔を近づけた。
すると目の前に清浄綿を出された。
「する前に拭いて下さい」
「僕は別に構いませんが……」
「私が嫌なんです。あなたと同じです」
 そう言われて僕は彼女の性器をそっと拭いた。拭き取った清浄綿の染みを見てると取り上げられた。
「いつまでも見てないでください。ではお願いします。それをすればお互い対等にしたことになりますから」
 僕は写真とかイラストでは女性器を見たことがあるけれど、本物は初めて見る。
知識が先行しているけれど、実際は初めてだから膣の入り口がどこにあるのか全然わからなかった。
 


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