オンナのカラダ-1
次の日から、山中の動きは見違えるようになった。一球一球、ボールを打つ時の気合いが違う。誰が見ても一目瞭然だった。
いつものように冴香とペアを組み、ダブルスのゲームをしている。今までは後ろから見る冴香の尻に誘惑されっぱなしだったが、今は違う。優勝すれば生の尻を掴んでバックでヤレる。目標と変わったのだ。
ボールを打つ度に心で叫ぶ。
(セックス!セックス!)
と。一球一球がセックスへの近道になる。凄い球を打てば打つ程セックスがグッと手元に引き寄せられる気がした。
冴香(すごいね、この子…。そんなに私とセックスしたいんだ。)
嬉しくなる。
「山中君?今日も来なさい、ね?」
「はい!」
ゲームが終わると耳元で囁いた。
部活が終わると、山中は胸を踊らせながら教官室に向かった。
「失礼します!」
「どうぞ〜。」
山中は中に入る。
「鍵、締めてね?」
「はい!」
その言葉だけでドキドキした。鍵を締めて冴香に歩み寄る。正面から余裕の笑みを浮かべて山中を迎える冴香。
「凄いわ、山中君。素敵だったわよ?今日の君。」
「ありがとうございます!」
冴香は山中の耳元に口を寄せて囁く。
「ただし、顔にセックスしたいって書いてあったけどね?フフ」
「スミマセン…」
「いいのよ?それを目標に頑張るのは。約束だからね。」
耳元から口を離して、顔と顔を接近させて言った。
「せ、先生…、キスしたいです!」
自分でも分からないが、思わず本音を発してしまった山中。
「キスしたいの?」
「はい…!」
ニコッと笑う。
「いいわよ?」
目を見つめながら唇を寄せる。思わず目を閉じてしまった山中の唇に、温かく、柔らかな感触が伝わる。