憧れの人-7
僕はバス停の時刻表を見るや、そこに西相馬と書かれているのを確認した。
「佐々木君は何処に住んでるの?」
僕は視線を時刻表のままで彼女に言う。
「僕もジュンでいいです」
「え?」
「僕、佐々木 純 なんで、ジュンで」
ちょっと恥ずかしい……
僕は彼女の顔を見れなかった。
「うん、じゃ、ジュンちゃんね」
え……ちゃんて、幼馴染みのあいつぐらいだよ、ちゃん付けは、
幼馴染み以外に呼ばれると恥かしいな。
僕は顔を赤くして言った。