雨宿り-4 僕はバス停小屋のベンチに腰掛け、 バックの中からタオルを出し、濡れた頭や服を拭き、タオルを首に掛けた。 バシャ、バシャ 遠くの方からぬかるんだ地面を踏み走る音が聞こえた。 僕は少しホッとした。孤独感が薄らいだからだ。 足音はこっちへ向かっていた。きっとここへ雨宿りに来るのだろう。