部室での淫行-1
智美はその日、携帯を部室に置き忘れたことを帰宅途中で気付き、急いで部室へと引き返した。
学校に到着すると、サッカー部の部室だけ灯りが灯されているのが目に入る。
(あれ?誰かいるのかな?)
智美は部室のドアをノックし中へ入る。
するとそこには憧れの先輩、相沢タケルが制服姿で椅子に腰掛けていた。
タケルが智美の入室に気付き、声をかける。
「どうした?
忘れ物かな?」
智美が答える。
「は‥はい!
ちょっと携帯忘れちゃって‥‥‥」
タケルは手に持っていた携帯を智美に見せた。
「もしかしてこれかな?」
「そ‥それです!
それ私の携帯です!
中‥‥見てないですよね?」
不安げな智美に向かってタケルが話しかけてくる。
「お前ブログやってるんだなぁ。」
タケルのその一言によって、智美の顔が一瞬で青ざめていく。
それもそのはずだった。
事実智美はブログを持っており、そのブログにはタケルに対する想いや淫らな妄想まで、赤裸々に綴られているブログなのだ。
智美は慌てふためき、タケルに向かって声を上げた。
「ちょっ‥ちょっとタケル先輩!!
まさか勝手に見たんですか!?」
タケルが少々困った様子で受け答えをする。
「いや‥
勝手に見るも何も、誰の携帯かと思って開いたらブログ画面だったからさ‥
それよりここに書かれてる『タケル先輩』って、俺のことだよな?」
タケルはそう言うと携帯を開き、智美の前に差し出した。
智美は反射的にその画面に目を移すと、逃れようのない恥ずかしさに襲われ、青ざめた顔を今度は赤らめさせていく。
その画面に映し出されているのは、紛れもなく智美のブログだった。
自ら綴った想いや妄想が目に飛び込んでくる。
『今日もタケル先輩カッコ良かったなぁ‥。
次の試合がうまくいくように、私も頑張らなきゃ!
でもタケル先輩って、絶対エッチな人だよぉ‥‥。
この前なんか私が制服姿で部室の掃き掃除してたら、太ももとかお尻の辺りとかずっと見てくるんだもん‥。
あんなに見てきたらバレるに決まってるのに‥。
でも‥‥
もし二人っきりになれたらいっぱい見せてあげたい‥
タケル先輩の前でわざとパンツ見えるように掃き掃除したり、四つん這いになって床を拭いたり‥‥‥。
私のパンツ見ながらオチ○チ○いっぱいシコシコして欲しいよぉ‥‥
ぁぁんぃやだ‥
タケル先輩のエッチな視線思い出したら濡れてきちゃったぁ‥‥』
自らのブログを目にした智美は、あまりの恥ずかしさに顔をうつむかせる。
そんな智美にタケルが話しかけてきた。
「い‥今ここで見せてくれないかな?
ブログと同じように‥‥」
興奮しているのか、タケルは声を少し上擦らせていた。