第3章-6
「美味そうにしゃぶってますねぇ、奥さん…旦那以外のチンポがそんなにいいのですかぁ?ふふふ…」
嘲笑うような口調で嫌味を続ける峰岸さん。しかし、そんなことに構っている余裕はありません。込み上げてくる息苦しさを堪えながらペニスを深々と咥え込んでいきます。
私の口の中はペニスと溢れる唾でいっぱいです。嫌でも舌は口の中のモノに絡みついてしまいます。
口いっぱいに伝わる感触は、肉というより鉄の塊です。とても、人間の体の一部とは思えないほどに、私の口の中のペニスは固く、熱いものでした…。
私は、吐き出してしまいそうになるのを我慢しながら、ゆっくりと顔を上げ、咥えたペニスを口から出していきます。そして、唇があの大きな段差のあるカリを擦ったとき、それまで余裕の表情だった峰岸さんの表情が一瞬固くなり、広げた両足が小さく反応したのでした。
峰岸さんの表情を窺いながら、舌で弾くように段差を舐め、キスをします。また、峰岸さんの両足を動きました。
もう私は必死です。ペニスを咥えると、何度も何度も頭を上下に動かし、口の端から涎が垂れるのも、厭らしい音が鳴るのも気にせずに、唇と舌で段差への愛撫を繰り返すのでした…。
「厭らしい音を立てて、旦那以外の男のチンポをしゃぶって…いけない奥さんだぜ…ククク…」
しかし、峰岸さんは射精しませんでした…。
「ハァ、ハァ…どうして…」
私の唾で汚れたそれは、まったく衰える様子もなく、私の目の前で反り返っているのでした。
「ふふふ…美人人妻のフェラチオ…なかなかよかったですよぉ…」
「そんな…酷い…もう、出して下さい…」
涙目で訴える私。結局、峰岸さんのいいように、ペニスを口で愛撫させられただけでした…。
「自分が下手なのを棚に上げて、それはないんじゃないですかぁ…奥さん…ククク…どうしますか?まだ続けますか?」
もう、顎が疲れて、またこれを咥える気力も起きません。
ここに来てから30分以上が経っていました。あと30分が限界です。こんな所で、心配した光一さんが電話なんてしてきたら最悪です。そう思うと、峰岸さんの思い通りにするしか方法はないよう思えてくるのでした…。
「手でもダメ、口でもダメ…もう残された手段は一つだけですかねぇ?…私はどっちでもいいですどねぇぇ…ククク…」
「セックスしたら…射精してくれるんですね…?」
「それは、奥さん次第じゃないですかねぇ…でも、この前は奥さんのオマンコでたっぷりと出したから、可能性は一番高いんじゃないですかねぇぇ…ククク…」
勃起したペニスを見せつけながら、私に向けてくるニヤついた顔には、私に自分からセックスすることを認めさせようという、狡猾で卑劣な中年男の本性が現れていました。