投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

数え唄
【エッセイ/詩 その他小説】

数え唄の最初へ 数え唄 4 数え唄 6 数え唄の最後へ

数え唄-5



一つ唄声
家の外
二つ憧れ
砂遊び
三つ華咲く
散り往く現…

神々しきかな
光浴びし時
昼時過ぎた微睡みの時
夢に醒めては
外への憧れ
恋い焦がれ

今日も動かず
夜を待つ
昨日も動かず
夜迎え
明日は動くが
行く先
痛い事する
白い建物

夜がいっぱい
怖かった
チクチク
ズキズキ
痛いの嫌い

外の唄声
数え唄

口まねしては
十まで数え
気付けば
いつしか
電車に乗ってる

いっぱい痛い
はずなのに
電車の揺れは
いつも痛いのに
なんだか全然
平気みたい

ねぇねぇ
わたし
びょうき
いなくなったよ?

外に遊んだ
ねぇねぇ
みんな

わたしも
一緒に
唄歌いたい
わたしも
交ぜて
一緒に遊ぼ?

ねぇねぇ
電車
ここで降ろして?

わたし
みんなと
遊びたいんだ

―――――


数え唄の最初へ 数え唄 4 数え唄 6 数え唄の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前