始まり-4
旅をする為、家を出た僕だが、目的地が決まっていない。まー旅は目的地がないと旅では無いのだが、ああ、放浪か、放浪旅か、納得するも、どう放浪したら良いか分からない、僕は何気なしに電車に乗り込み、電車の終点に次ぐ終点を繰り返し、気付くと茨城の外れまで来ていた。茨城は広いが何も無い県だ。山と畑、こんな何も無い所、僕の心をリフレッシュさせるには最適だ。決めたぞ、少しここですごそう。
僕はこの茨城のド田舎に少し身を落ち着かせることに決め、駅前の駄菓子屋でう○い棒納豆味を何本か買い、田舎道を観光し始めた。